うさぎ島大久野島は毒ガス島?地図から消えた島に海外からも観光客が!

うさぎ島、大久野島、毒ガス島、地図から消えた島

うさぎ島が人気です。
広島県の大久野島。
瀬戸内海に沈む夕日を眺められるこの島に、海外からもたくさんの観光客が訪れます。
お目当ては、たくさんのうさぎ!
約700羽の野生のアナウサギが観光客を迎えます。
でもこの島、その昔、地図から消された過去があるのです。

地図から消されたウサギ島は戦争遺構が残る

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大久野島には、戦時中、大日本帝国陸軍の毒ガス製造工場がありました。
秘密裏に化学兵器の実験が行われていたため、地図から消されていた時期もありました。
戦後、工場が閉鎖されたあとも、度々発見される残存した廃棄兵器から毒物が検出されたり、被災者が出たり、と影響は長く続きました。
元々この島に住んでいた人々は、工場ができたときに島外へ出されており、その後の汚染問題の期間を含め、この島には民家はなく、現在も住んでおられるのは島の宿泊施設の従業員の方々のみだそうです。
現在も戦争遺構は残っていますが、毒ガス製造施設だったため、立ち入りは制限されています。
島内には大久野島毒ガス資料館があり、日本の戦争加害者側としての資料が展示されています。

大久野島のウサギはどこから来たのか

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いくつかの説があります。

  • イギリス人夫婦が持ち込んだ
  • 毒ガス実験に使用されていた実験用ウサギの生き残り
  • 小学校で飼育されていたウサギを放したものが野生化

一番有力とされているのが小学校から放した説です。
イギリス人夫婦については素性がわかりませんし、何故持ち込んだのかもわかりません。
毒ガス実験用のウサギについては、実験動物としては実験結果にムラが出ないよう、血統まで厳しく管理しているはずなので考えづらい・・・ですが昔はその辺適当だったのかも?
でもまぁ、一番自然なのが小学校説じゃないかと思うのです。

大久野島のウサギは「アナウサギ」、外来種です。
子供をたくさん産むため、すぐに増えるそうです。
オーストラリアでは固有の有袋類がこのアナウサギのせいで絶滅してしまった例もあるとか。
ウサギに罪はありませんが、野生とはいうものの、元々は人間が放した、という最近ではよく耳にするパターンですね。
でもこちらのウサギたち、現在では大切な観光資源です。

観光客のウサギ島のうさぎとの付き合い方

島ではウサギを観光資源に、最近では海外からの観光客も増えてきているそうです。
島にある休暇村大久野島に宿泊し、海水浴や釣りなどを楽しめます。
自家用車は乗り入れ禁止、車は島へ渡る船乗り場の駐車場に停めておくきまりです。
島へ入るとたくさんのウサギ達が出迎えます。
餌やり、抱っこ、追いかけまわすのは禁止されています。
キャベツやレタスなどを持ち込んで与える観光客が多かったそうですが、実はキャベツやレタスはウサギにとって良い餌ではなく、消化しきれないある成分は毒になってしまうとか。
以前は抱っこされて落とされて、ケガをしてしまうウサギも絶えなかったようです。
野生のウサギですので、ケガはそのまま死に繋がります。
自転車のレンタルもありますが、自転車とウサギが接触する事故も起きています。
歩いて一周しても2時間かからないほどの島ですから、のんびり歩くのが一番いいかもしれませんね。

ウサギ島大久野島の未来は

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大久野島のほとんどが環境省所有の国有地となっています。
環境省はこの島のウサギの管理については、休暇村大久野島に一任するという見解です。
観光客が増える一方、餌の問題はどうでしょうか。
観光客による餌やりにウサギが頼ってしまうと、観光客がいない時はウサギが飢えてしまいます。
台風などの自然災害で船が出ないなど、普通に起こりうることです。
餌が貰えたり貰えなかったりというのはウサギには酷です。
環境省の言う通り、常にそこにある宿泊施設が管理するのが一番なのかもしれません。
そうすると今度は、宿泊施設が閉まってしまったら、島の700羽~1000羽いるともいわれるウサギ達の運命はどうなるのでしょう?

大久野島へのアクセス

JR呉線 忠海駅→(徒歩)→7分→忠海港→(船)→約15分→大久野島
桟橋より休暇村 大久野島 まで送迎バスあり

(自動車:山陽自動車道河内ICより国道185号経由で忠海港、公共無料駐車場100台あり)

休暇村大久野島、リピーターもたくさんいる好評の宿ですね。
温泉、バイキング、そしてウサギ!
訪れるまで、戦争遺構があることを知らなかったという方々も、行って知って見てよかったいう感想が多いですね。
瀬戸内海、独特の美しい光景と、個人的には言葉なんかも好きです。
なんかほんとにもう、他にないあの景色、雰囲気、なんなんでしょう!
冬でも穏やかな気候ですし、初夏には子ウサギたちに悶絶しちゃうかもしれませんし、
1年中楽しめるいい場所にありますね。

その昔、村上水軍の末裔が暮らしていたという大久野島。今は小学校のウサギの末裔が暮らしています。まさかこんな運命を辿るとは、誰も予想しなかったでしょう。風光明媚な島で毒ガス実験が行われていたという事実。島に歴史あり。ウサギ好きの方にとっては楽園ともいえる島、いちど訪れてみてはいかがでしょうか。

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