世の中、とかく派閥に分かれがちです。
犬派と猫派、入社試験で訊かれても驚かないかもしれません。
私は猫派よりの両方派で平和主義者なので、どちらにもより優れた部分とそうではない部分、それはそれぞれの違いでしかないと認識しております。
脳の大脳皮質にある神経細胞「ニューロン」の数が犬は猫の倍ほどあることがわかりました。
知能は犬の方が高いようです。
他の動物はどうなのでしょうか?
犬の方が賢いという科学的根拠
犬の脳の大脳皮質にある「ニューロン」の数が猫の約2倍の量だから、というのがその根拠です。
ニューロンは情報を伝達する神経細胞です。
脳の大きさと知能に関連性はない、と聞いたことがあります。
もし関連していたら、クジラが一番頭がいい生物ということになります。
クジラは頭がいいと思いますが、宇宙の端っことか生命の誕生とかについてあまり考えないと思います。
考えてないとは言い切れませんが。
ちなみに、ニューロンの数のカウントするにあたって、ちゃんと犬のサイズを考慮してあるそうです。
ニューロン数からの動物知能ランキング
- ヒト 160億
- ゴリラ・オラウータン 80億~90億
- チンパンジー 60~70億
- ゾウ 56億(霊長類以外で最高)
- イヌ、アライグマ、ライオン 約5億
- ネコ、クマ 約2.5億
※全ての動物を調べたわけじゃないのであえて順位はつけていません
犬のニューロンの数は犬のサイズに関わらず約5億。
これと同じくらいなのが、アライグマ、ライオン。
猫のニューロンの数は約2億5000万。
これと同じくらいなのはクマ。
うーん、いまいちピンときません。
アライグマは賢いから都会に適応している?
ライオンはネコ科だけど、組織だった狩りをするから賢い?
クマだって芸を覚えるし、賢いんじゃないの?
では、頭がいい動物の筆頭、霊長類はどうでしょう。
オラウータン・ゴリラ→ 80億~90億
チンパンジー → 60~70億
ヒト → 160億
これを見ると、ニューロン数=知能の高さ、ということがわかります。
霊長類以外で一番ニューロン数が多い動物は
ゾウ → 56億
鼻を器用に使って、人間と共同作業をしていたり賢いのも納得ですね。
ペットとしての適性
ニューロン数が知能の高さの指標となることはわかりました。
でも、私たちが「賢いから」という理由でペットを選んでいるかというと、それもちょっと違うかもしれませんね。
もし賢い動物と暮らしたいなら、カラスやヨウムがいいかもしれません。
しかし賢さゆえ、自分の頭で判断し、納得しないということをきかないこともしばしばで、飼い主さんは育児ノイローゼのようになってしまうという話も。
賢さからしたらイルカもいいかもしれません。
でもお風呂場じゃ狭くてかわいそうだし、(入らないよ!)イルカプールを用意できる個人もあまりいなそうです。
人気のあるペット、というのは、飼いやすさ、が重要な条件だと思います。
個体の入手のしやすさ、餌の入手のしやすさ、診てくれる動物病院の数、動物の習性等。
そこのところ、人と長い歴史を作ってきた犬猫というのはそれだけのことはあります。
人間の文化の中に彼らは溶け込んでいます。
ペットの賢さは飼い主次第
うちの子バカだから・・・という話はよく耳にしますが、本当にバカなのでしょうか?
バカな子ほどかわいい、というのもあると思います。
バカな子で困るなら、おりこうな子にしてあげればいいんです。
犬がコマンドを理解したとき、すごく楽しいです。
共同作業できる楽しみというのは特別です。
猫はコマンドを理解できなくても、見てるだけで楽しいし、ニンゲンをコントロールするのが上手です。
どちらも一緒にいてすごく楽しいんです。
犬種別IQランキング、なんていうのも一時流行りました。
話のタネに、と拝見しましたが、何事にも例外はあり、自分の周りのわんこたちの顔が次から次へと浮かんで面白かったです。
動物のニューロン数と知能の話。
これからもっと研究範囲を広げるそうです。
わかったら面白そうだけど、アライグマもクマも犬も猫もずっと可愛いことに変わりはないでしょうね。