サルやカピバラ、競走馬?動物が温泉に入る理由

すっかり冬めいてきましたね。
寒くなってくると、温泉が恋しくなってきます。
暑い時期にカーっと汗をかくのも気持ちいいけれど、やはり寒い季節の温泉は格別。
でもそれ、人間だけのお楽しみじゃあないらしいですよ。

温泉好きな動物は人間だけじゃない

何かというと温泉に入りたがるのがニンゲンです。

スキーの後、ゴルフの後、登山の後、釣りの後・・・いや、特に何の後でなくとも温泉目的でお出かけすることもよくあるでしょう。

ニンゲン以外で温泉を好む動物といえば、有名どころでは地獄谷野猿公苑のニホンザルや、日本各地の動物園で飼育されているカピバラ達でしょうか。

有名どころでは他に、JRA競走馬総合研究所の馬なんかもリハビリで温泉入浴しているようです。

温泉観光地ではワンちゃん用のお風呂が用意されていることもありますね。

嫌がるところを無理やり押さえつけてお湯に浸けている、というわけではないので、彼らは好んで温泉に浸かっている動物たちです。

日本各地の温泉で、「鹿」とか「熊」とかの文字が名前に入る温泉がいくつもあり、野生の鹿や熊が傷を癒したのがはじまり、という言い伝えが残っていたりします。

彼らは人間よりも前から湯治していたということでしょうか、すごいですね。

地獄谷の猿は温泉でストレス解消?

地獄谷野猿公苑

長野県の山奥にある地獄谷野猿公苑。

もとはある旅館の露天風呂に野生のニホンザルが入るようになって、衛生上の問題からサル専用の露天風呂を用意して、餌付して観光地になったとか。

現在は外国人観光客に特に人気で、私も行ったことがありますが、9割が外国人観光客でした。

ここのニホンザルの研究で、長く温泉に浸かるニホンザルほど糞に含まれるストレス物質の量が少ないことがわかったそうです。

ニホンザル達が「あ~ストレスやばいわ~、温泉温泉」と思っているかどうかはわかりませんが、特に冬は厳しい寒さに見舞われる環境で、ニホンザル達が温泉をうまく利用して生きていることは間違いなさそうです。

外国人観光客に紛れてニホンザル達の観察をしてみると、ニホンザル同士の小競り合いはあちこちで起きていますが、厳しいどつき合いの中に子ザルが乱入すると、大人のサルは明らかにソフトタッチで外へ促す仕草がとても優しく、感心させられました。

外国人観光客も猫なで声で「ハロー」とかサルの赤ちゃんに声をかけていて、猫なで声っていうものは万国共通なんだなと思いました。

湯冷めしない!カピバラが温泉に入る理由

カピバラがお風呂に入る理由

カピバラ風呂はじめました、と冷やし中華並にはじめられちゃっているのが動物園でのカピバラの入浴展示です。

この展示も、カピバラが猫のような性質だったら成り立たないはずです。

誰かに強制されるわけでもなく、自ら好き好んで入浴しているわけですから。

そもそも巨大なげっ歯類であるカピバラですが、足には水かきがついています。

水中での生活に適した体のつくりになっているのですね。

加えて、彼らは温かい場所の出身。

体毛は、濡れてもすぐに乾くようにできていますので、湯冷めとも無縁です。

暖かい国の水辺で生きている動物なら、暖かいお湯があったら入るのは必然ともいえるかもしれません。

ただお湯に浸かっているだけで周りを和ませてしまうのは、あのユーモラスなお顔のせいかもしれませんね。

競走馬のリハビリに温泉効果

福島県いわき市にあるJRA競走馬総合研究所には、現役の競走馬のリハビリを目的とした唯一の施設、競走馬リハビリテーションセンターがあり、故障した競走馬が温泉を利用してリハビリしています。

獣医師や装蹄師などの専門家の指示のもと、水中トレッドミルやプールなどを利用して、競走馬が現役復帰を目指してリハビリに励んでいるのですが、その中で温泉も利用されています。

馬にとっても温泉は人間と同じような効果があるそうで、数々のリハビリをこなす中で身体にかかる負担を温泉で癒しているのだそうです。

カピバラ同様、競走馬も温泉に浸かっているときはとても気持ちよさそうです。

この競走馬リハビリテーションセンターは一般公開していて、営業担当のポニーやサラブレッドもいるみたいなので、是非一度行ってみたいところです。

JRA競走馬総合研究所

ペットの入浴のお湯の温度

犬や猫も定期的にシャンプーはするものの、お湯に浸かって「ふぃー気持ちいい」っていうのはあんまり、という感じですが、最近ではSNSなどでお湯につかって「ふぃー」とやってるとしか思えないペット達の写真や動画も数多く拝見します。

犬はまだわかるとして、中には猫もいます。

ターキッシュバンのようにお水OKなネコもいるにはいるのでしょうが、気持ちがいいことに気づいてしまえば、こたつの中にいるのと同じような感覚になるのでしょうか。

暑い季節に池で水に浸かるトラなんかはTVでみたことがあります。

うちの猫なんか絶対に無理に決まっていますが、子猫の頃から入浴させる習慣ができていたら、「風呂=気持ちいい」というふうになるんでしょうかね。

ハリネズミなんかも洗面器の中で気持ちよさそうにしていますね。

ニンゲンもペット達も、「ふぃ~気持ちい~」の表情は同じですね。

ニンゲンもそうですが、お風呂に浸かるのに限らずシャンプーの際もそうですが、高すぎる温度のお湯は刺激が強すぎるのでよくありません。

彼らの適温は人間の適温よりやや低めなので、人間が気持ちいいと思う温度だと彼らには高すぎです。

だいたい人間の体温と同じくらい、35~37℃くらいのお湯が彼らには最適ですので、彼らをお風呂に入れるときは自分の腕の内側にシャワーを当てて、同じくらいの温度になるよう調整してあげてください。

ちなみにインコの水浴びは、お湯ですると羽の脂分を奪ってしまいますので、水じゃないとだめですよ。

地獄谷野猿公苑

もはや人間だけの楽しみではないかもしれない温泉もしくはお風呂。
動物たちと共通する楽しみだと考えると面白いですね。
これからの季節、寒くてお風呂に入るのも億劫だけど、一度入ると今度は出るのが億劫になってふやけてしまいます。
温度や時間など適切に調整して、健康的に入浴したいものです!

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