タヌキちゃうで | 茶臼山動物園アライグマのカール

長野市茶臼山動物園のアライグマ、カールくんが
ツイッターで話題を集めています。
カールくん、マンホールの中に引きこもっちゃうのです。
朝、運動場に出されるとすぐに自分でマンホールのふたを開けてイン!
ちゃんと中から器用に蓋を閉める姿や
マンホールに入る際尻尾がはさまっちゃったりする姿が
愛らしく、来園者の人気を集めています。

茶臼山のマンホールあらいぐまカールくん

せっかく運動場に出てきても、ほとんどの時間をマンホール内で
すごすカールくん。
飼育場には「マンホールの中にいます!」と案内板が設置されています。

アライグマ,カール

茶臼山動物園より

ただのマンホールも、中にアライグマがいると思うと
たちまち可愛いマンホールになっちゃうから不思議です。
でも皆さん、マンホールじゃなくてアライグマが見たいんだと思うの。

お姉さんのイザベラちゃんがマンホール愛好家だったのですが、
亡くなってしまったためそのあとを継いだのがカールくんでした。

15時頃飼育係さんがチェックしに来たときに
マンホールから出てくる、というか出される、というか
お目にかかるチャンスだそうですよ。
本当にすぐまたマンホールに入っちゃうから
居合わせた方はラッキーですね。

茶臼山動物園,カール

茶臼山動物園より

アライグマはなぜマンホールに入るのか

アライグマは自分で巣を作らず、他の動物が掘った巣穴や、
木のほらなどを寝床にします。

カールくんは自分でマンホールの蓋を開けて
中に潜りこみ、内側からきちんと蓋をします。
もともとそこにあった穴を利用しているのは
アライグマの習性ですが、
このようにマンホールの蓋をあけて、という行動は
とても珍しいもののようです。

ちなみに茶臼山動物園にはもう一頭、アンナちゃんという
アライグマが飼育されていますが、
このアンナちゃんは木の穴の中がお気に入りのようです。
アライグマの習性そのものです。

外来種アライグマが増えた理由

アライグマはもともとアメリカ大陸にいた動物ですが、
ヨーロッパや日本でも外来種として定着しつつあります。
もとは森林の水辺に暮らしていましたが、
アメリカの都市部へどんどん進出しました。
その理由の一つが自分で巣を作らず、人口建造物を
利用する、という習性なのかもしれません。
しかもアライグマ、木に登ったり泳いだりするのも
得意ですし、手先が器用です。

雑食性というのも生息域を拡げた理由になるかもしれません。
植物、虫、爬虫類。カエルから鹿の死骸まで。
捕獲用の罠にはスナック菓子や揚げパンなどが
使われることがあるそうです。

あらいぐまラスカルのせい?

あらいぐまラスカルという人気アニメがありました。
少年と可愛らしいアライグマ、ラスカルのお話です。
ラスカルの人気は、アライグマブームを引き起こし、
アメリカからペットとしてたくさんのアライグマが
輸入されました。
しかし手先の器用なアライグマ、
逃げ出してしまった個体も多かったようです。
また、「あらいぐまラスカル」最終回では
引っ越しする少年がラスカルを野生に戻しました。
それを見た人々が「やはり動物は野生で暮らすのが一番」
と放してしまった個体も多かったようです。
まだ在来種と外来種の区別も曖昧だった頃の話です。
こうして日本でアライグマが見られるようになりました。

アライグマが起こす問題

アライグマ、可愛らしい動物ですが、
日本では特定外来生物として駆除の対象となっています。
何故駆除しなくてはいけないのでしょうか。

身近な部分では

  • 生ごみを荒らす
  • 家庭菜園を荒らす

経済的な部分では

  • 農作物を荒らす
  • 家屋を荒らす
  • 文化財を荒らす

生態系的部分では

  • 野鳥の営巣地を荒らす
  • ウミガメのタマゴを食べる
  • 希少種を捕食する

等の問題が発生しています。

何でも食べ、自分で巣を作らない習性が現れています。
寿命が長く、繁殖が容易で、夜行性だけど昼に行動もできる、
というフレキシブルな部分がアライグマが数を増やす要因になったのかもしれません。

タヌキとアライグマの違い

以前近所でアライグマを発見したとき、
家族は皆口を揃えて「タヌキでしょう」と言いました。
確かに近所にはタヌキもハクビシンもいますが・・・。

いちばん大きな違いは尻尾です。
アライグマは長く縞模様の尾を持っていますが、
タヌキは短く黒い尾です。
ハクビシンもアナグマも縞々尻尾ではありません。

足が黒いのがタヌキです。
タヌキの足は黒っぽくって犬っぽい足です。

アライグマの足は白っぽくって人っぽくって
ベターっと地面につけて歩くのが特徴です。

個人的には
アライグマってドルマンスリーブっぽい、と
いつも思っているのですが、どうでしょうか。

アライグマ,タヌキ,違い

最近では都市部でも普通にアライグマを見かけるように
なってきています。
見かけたときにすぐ猫なのかタヌキなのかアライグマなのか
見分けられる人間に私はなりたい、と思います。

紛らわしい動物は他にもいます

カピバラとヌートリアは大丈夫?

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