【かわいい野生ネコシリーズ】モフモフすぎるマヌルネコがいる動物園

ワイルドキャット好きの間でも高い人気を誇るマヌルネコ。そのモフモフぶりにハマってしまう人も多いですね。「ダーウィンが来た!」の「マヌ~ルの夕べ」でも人気です。古いタイプの猫、マヌルネコとはどんな猫なんでしょうか?どこの動物園にいるのでしょうか?

マヌルネコってどんな猫?

  • 生息地:シベリア南部からアジア中央部~イラン、アフガニスタン
    砂漠・草原・樹木のない岩山

標高3000m地帯に生息するものもいて、高地に生息しているから免疫があまり強くなくて伝染病にかかりやすいそうです。特徴的な少し人間くさい顔つきも、岩の間から周りを見るために目の位置が上の方についているからなのかも。

  • ボディサイズ:体長が50〜65cm、体重2〜3kg

寒い地域に暮らしているため毛が厚くてモフモフで大きく見えますが、意外と小型です。体重だけでいったら下手したらシンガプーラクラス。

  • 食べ物:ナキウサギ、ノウサギ、ジリス他げっ歯類や鳥

明け方や夕方などの薄暗い時間帯に獲物に忍び寄ったり、巣の出入り口で待ち伏せしたりして捕食します。
動物園での飼育下では、馬肉、鶏頭、ハツカネズミなどを与えているそうです。

  • 繁殖:4~5月に2頭から4頭ほどの子供を産む

特に小さい頃は感染症に弱く、トキソプラズマ症などで死んでしまうことが多く、人工的に繁殖させるのが難しいのだとか。世界中の動物園が国を超えて繁殖活動に力を入れています。

マヌルネコを飼育している動物園

上野動物園

わたしはここのマヌルネコ様しか生でお会いしたことはないのですが、タイミングによってはかなりサービス精神旺盛にガラス面まで近寄ってきてお顔をよく見せてくださります。ドヤ顔は写真に収めたくなりますがフラッシュはやめてあげてくださいね。

埼玉こども動物自然公園

園の名前に「こども」がつきますが、ポニーやモルモットだけの小動物園ではなく、たくさんの種類の動物が飼育されていて大人でも1日余裕で楽しめちゃう動物園です。(ポニーやモルモットもいますよ)広い園内にはコアラやキリンもいますよ。遠くからわざわざ行く価値ありの動物園です。

那須どうぶつ王国

王国の名に恥じないたくさんの動物を飼育している動物園。マヌルネコの繁殖に成功しています。ここで生まれたマヌルネコは神戸どうぶつ王国に行きました。変わった動物もたくさん飼育されていて、世界一賢いともいわれる、ニュージーランドのいたずらオウムとして有名なケアことミヤマオウムは日本ではここでしか見られません。

神戸どうぶつ王国

世界最古のネコとしてマヌルネコも推し(?)ています。砂漠の天使ことスナネコもかわいい。ワイルドキャット好きにはたまらない!公式ショップで販売されているグッズにもマヌルネコのかわいい商品がいっぱいですよ。

神戸市立王子動物園

震災後の神戸を元気づけるためにやってきたジャイアントパンダのタンタンが四川に帰ることが決まり、寂しくなってしまう神戸市立王子動物園ですが、ジャイアントパンダ以外にもたくさんの動物達が飼育されています。ユキヒョウとかアムールヒョウとかシベリアオオヤマネコとか。(猫好き目線)

旭川市旭山動物園

ユニークな動物の展示方法で人気となった旭山動物園でもマヌルネコが飼育されています。気温的にはいちばん本来の住処に近い動物園なのではないでしょうか?シマフクロウを見にいつか訪れてみたい動物園です。

マヌルネコ、かわいすぎておかしくなりそうですね。繁殖が難しくても、世界中の動物園が協力し合って数を増やすことに尽力しています。たくさんの動物園で彼らに出会えると嬉しいですし、野生で本来彼らが暮らしてきた環境下での絶滅の危機を脱することを願います。

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