猫の抜け毛が最盛期を迎えております。
家の中に綿埃みたいに転がって、掃除機をかけた直後に窓から吹き込むそよ風にどこから湧いてきたのか、猫毛の塊が宙を舞っていて「わぁ・・・きれい」なんて膝から崩れ落ちそうになったりもします。
悩ましい抜け毛の悩み、試行錯誤した結果、自分的に落ち着いた対策は3つの道具を利用した掃除方法でした。
猫の抜け毛掃除グッズ3選
コロコロ・粘着クリーナー
ソファの上、ベッドの上、フローリング用なんてのも売っております。
鬼の形相でコロコロです。
音が出ないので夜中にテレビを見ながらでもできます。
わたしの友人は1日で1ロール使い切ったそうです。
猫本体に使用している方もおられるようですが、猫本体の性質によるところが大きいのでしょう。
うちの猫なんぞとんでもございません、とてもとても。
とにかくコロコロ。
すぐ手に取れる場所にコロコロ。
最近は見た目に気を配ったデザインのものもよく売られています。
パクパク・ロール型エチケットブラシ
カーペットや猫用ファブリックなどはいわゆるパクパク、わたしが子供の頃はこれを小型化したものを「エチケットブラシ」として携帯しており、お洒落に余念のない制服民は年中これでブラシをしておりました。
コロコロの紙をはがすのが面倒、というとんでもないものぐさ者(わたしのことです)はコロコロとパクパクを併用して夜な夜な勤しんでおります。
カーペット、ラグに関しては、掃除機をかける前にパクパクで毛を取り除いておくとよりきれいになります。
スリッカーブラシ
ペットの抜け毛対策は本体の毛の生え変わりをいかに迅速に終えるか、これにつきます。
それを手助けするのがブラシの類です。
特に猫は己の毛をなめとって体内に入れてしまうので、特にブラッシングに気を使ってあげたい。
ファーミネーターもどきも使用してみましたが、やはりトリミングサロンなどで永く使用されているスリッカーブラシが個人的には一番です。
長年使用するとブラシの先端が丸まってくるので皮膚にも優しくなります。
(うちのは20年モノ)
関節部分を強くこすると擦過傷になってしまうのでやさしくやさしくブラッシングしてあげてください。
シャンプーも抜け毛対策
獣医さんが言うには、浅くぬるま湯を張ったお湯につけてやって、毛を浮かせて洗い流すのが手っ取り早いとか。
そうか、ぬるめのお風呂ね!
さっそくやってみましたよ。
嫌がる猫を抱っこして、浅く張ったぬるま湯の中へ…。
うちの猫は超狂暴なもんで、わたしの腕にためらい傷みたいな線がたくさんできました。
一瞬で大爆発、大暴れして計画は中止、普通にシャンプーして乾かしました。
この時期にシャンプーするとすごい量の抜け毛が排水溝に溜まるので、効果はてきめんなんでしょうね。
掃除機のかけ方にも一工夫
フローリングは鼻歌歌いながら多少よそ見していてもきれいになりますが、絨毯、カーペット、かっこよく言うとラグ、これは面倒です。
掃除機のかけ方のコツとしては「たてたてよこよこななめななめ」です。
1方向だけじゃちっとも毛を吸い取らないので縦2方向、横2方向、斜め2方向とかけています。
できれば掃除機の前にコロコロかパクパクをかけておきます。
これをしないで掃除機だけで吸ってやろう!と意気込んでも、ネコ毛がラグに移植されたかのように植え込まれて掃除機で吸い出せないんです。
なお、掃除機が高級機の場合はたぶんここまでやらずとも吸ってくれるのでしょう。
掃除機の吸引力よりも、先端のブラシの性能によるところが大きいとも聞きます。
掃除機選びの際はそこらへんも考慮したいところですが、我が家はまだ予定が未定です。
わーい抜け散らかして困らせてやろう!なんて気は猫自身にはさらさらないでしょうから、飼い猫や飼い犬に毎日抜け毛に悩まされて抜け毛ノイローゼになりかけていたとしても、抜け散らかしている本人を恨まないでください。
掃除したてのお部屋にのそのそ本人が来たときに「あ、諸悪の根源がきた」なんて言ってはいけません。
掃除したてのお部屋でブルブルしたりゴロゴロしたりして毛が舞い散ってもギャーギャー騒いではいけないのです。
いつも私はやっちゃっています。ごめんなさい。
ファーミネーターもどきをやりすぎたお話。