GKB総選挙@竜洋昆虫自然観察公園!Gとブラックキャップと私

キモイキモイも好きのうち!キモイから始まる、恋がある

そんなキャッチフレーズでゴキブリ展開催中なのが、静岡県磐田市の竜洋昆虫自然観察公園です。
好きじゃねーし始まらねーよ!という声が全国から聞こえてきそうです。
自然界に存在する動物に「気持ち悪い」というのもどうかとは思いますが、この記事は写真なしでお送りいたします。

我が家の2017年G大発生事件

2017年、Gの異常発生に悩まされていた私は、朝起きた瞬間から、夜目を閉じる瞬間まで、Gのことばかり考えていました。
寝ても覚めても誰かのことばかり。
それを人は恋と呼ぶ。のかもしれない。

室内で羽音を響かせて舞い飛ぶGは妙にいきいきしていました。
例年のように、我が家はブラックキャップ武装をしていたのに、何故これほどGがはびこるのか。
特に近隣に飲食店がオープンしたり、汚宅が越してきたり、といった外部的な要因はなく、ただ思い当たる心当たりは、ブラックキャップ更新の時期が、いつもはGW前後だったのに、梅雨の頃まで伸ばしていた、ということくらい。
そんなことで酷いときは週に2回も室内でGに出くわすという恐ろしい事態になるのでしょうか。
猫、インコ、金魚、メダカ、といるのでゴキジェットも天真爛漫に使用はできず、丸めた新聞紙というアンティークなアイテムで戦っていたのでした。
寒いの嫌いだけど、冬になってやっと心の安泰が訪れたのでした。

ブラックキャップは4月までに更新が吉


そして2018年、4月のうちに新しいブラックキャップに更新したこの年。
我が家にGが出現することはついに一度もありませんでした!
これで確信しました、ブラックキャップの効き目はすごいけれど、年に一度の更新のタイミングを間違えると効果も半減してしまうと。
何よりも最優先の家族行事として、スケジュールに入れておくべきです。
梅雨時期まで交換しないなんてダメダメ!
もう二度と同じ間違いは起こさないでしょう。

ギンリョウソウの繁殖にはゴキブリが一役買っていた

ギンリョウソウ

山登りが趣味という人にはお馴染みの、ギンリョウソウ。
別名ユウレイタケとも呼ばれる、葉緑素を持たない、まさに幽霊のような雰囲気のお花です。
このギンリョウソウは、森に住むゴキブリに果肉を提供する代わりに、種を散布してもらうという、共生関係にあることがわかりました。
これまでどうやって増えるのかよくわかっていなかったギンリョウソウですが、ゴキブリが一役買っていたんですね!
それにしても市街地で見かけるゴキブリは汚いイメージがあるけれど、山の中だとそうでもないのは何故でしょう?
人工物、ニンゲンの廃棄物に対する嫌悪感の表れなんでしょうか?
おっさんが口に手も当てずクシャミでもしたら嫌すぎるけれど、猫に鼻水飛ばされても全然むかつかないのと同じ?
ゴキブリも自然界の役に立っているって話でした。

GKB総選挙はインスタ映え間違いなし!

磐田市の竜洋昆虫自然観察公園では世界中のゴキブリを集めて展示しています。
水玉模様だったり、白かったり、妙に透明感があったり、普段目にしている身近なGどもとは確かに違います。

こちらでみられます→りゅうこん日記
(GKB総選挙以外にも色々な面白い企画をされています)

でもでもよく見ると紛れもなくGなのです。
誰もGじゃないなんて言っていないので誰にも文句は言えませんが、紛れもなく確かにGなんです。
黒光りしていたり茶色かったりするだけの色気のない連中とは明らかに違う色使い、頭身が違っていて妙にずんぐりしている種類とか、かわいらしいといえばかわいらしいのですが。

職員の方々の情熱には素直に感動しました。
ある職員の方は、その辺にいる野生のクロGですら、毎日餌を食べる様子などを観察していたらかわいく思えてきて、死んだときは悲しみを感じたらしいです。
毎日一緒に過ごして、情が湧いてしまえばそれはもうGだろうがKだろうがDだろうが、生きてりゃ嬉しいし死ねば悲しいのでしょう。Kは毛虫、Dはダニあたりでしょうか。

確かに、愛の反対はキモイじゃなくて無関心なんでしょうね。
Gに興味のある人、愛している人、退治したい人、いろいろいらっしゃるでしょうが、このゴキブリ展、結構人気らしいですよ。
こわいもの見たさって人間に標準装備されているものなのかもしれませんね。

2018年4月8日まで。あとちょっとです。

磐田市竜洋昆虫自然観察公園は地味楽しい

竜洋昆虫自然観察公園は、何もGだけの施設ではありません。
カブトムシなどのスター昆虫もいますし、アズマヒキガエルのアズマどんもいます。
ミツバチのはちみつ絞り体験とか、楽しそうなイベントも行われていますので、
Gしかいない暗くて怖くて汚い場所ってわけではないのでご安心ください。
Gだってサファリパークみたいにフリーでいるわけではなく、ちゃんとケージに入って
展示されてるんですけどね。

愛する昆虫が死んでしまったら、600円で標本(箱付き)にしてくれるみたいです。
1~2か月かかるそうですが、お願いする価値はありそうですね。


うまくできる保証はありませんが、自分で作ってみるのもいいですね。
関係ないですが、「GKB」でググると、同じ静岡県内の御殿場地ビールがヒットしますね。
こっちの方がいいや、なんて思っちゃったりして。
いや、Gも地球の住人ですから。
人間が滅びた後も、彼らは生き残るでしょう・・・。

写真が少なくて寂しいので、かわいいコアラちゃんの写真でも。

オーストラリアの動物園で大きくて動きののろいGを抱っこさせてもらったことがあります。
Gというよりは、太ったフナムシといったルックスでした。
セミやカマキリは余裕で素手で触れますし、芋虫も小さいやつなら素手でいける私です。
そのトロいGは、かわいいと思いました。
でもそのあと抱っこさせてもらったコアラの方が超絶かわいかったです。
かわいいかかわいくないか、それで生物の価値を決めるのってどうなんでしょうか。
ブスには生きる権利がないのですか!
一緒に暮らすならGよりK(コアラ)の方がいいに決まっています。
人間は矛盾の生き物なのですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする