外で虫に刺されたとき、刺したのが何の虫なのかわかりますか?
蚊ならわかりますが、アブだかブヨだかなんだか・・・。
チクっとした痛みを足に感じてから自分の勉強不足を嘆きました。
ああ、わたし、アブとブヨの違いもわかってない・・・
敵を知るべく、調べてみました。
目次
アブとブヨとブユのざっくりした違い
アブ
大きい。1~2センチ?目が超大きい。
黒っぽい。
ハエっぽい。
かじって血を吸う。
ブヨ
小さい。3~5mm。
かじって毒を注入して血を吸う。
後に重症化することアリ。
ブユ
ブヨの正式名称。
やだ!知らなかった!
「ブユ」が方言で「ブヨ」が正式名称だと思っていた関東人です。
関西では「ブト」っていうんですね!
今回自分が刺されてから、たぶんアブだと思うけど違ってたらアレだよねぇ、と確認してみたら大きさからしてやはりアブだったようです。
アブの好きなもの
二酸化炭素(呼吸しているもの)
呼吸をやめるわけにはいきません。
車に逃げ込み発進しても延々追いかけてきます。
パニック映画のようでした。
自動車の排気ガスがお好きなようです。
身体に悪いよ~。
ハイブリッド車、もっと言えば電気自動車だとどうなの?!
タバコの煙も好きなようですが、実験する余裕はありませんでした。
ドライアイスを投げたらおとりにできるのか?
人気ユーチューバーのどなたか実験してみてくれませんかね。
黒・青・赤などの暗い色
アブの種類によって微妙に違うようですが、黒青赤がアブには好まれるようです。
白装束が安心ですね。
ちなみに黄色やオレンジ色は花好きな虫たちにたかられますが、花好きな虫は血を吸わず「うざい」以外の被害はないので温かく迎えようじゃありませんか。
わたしは暗いグレーのCWXタイツを履いていて刺されました。
一般的に暗い色はやめといた方がいいのでしょうね。
生き物全般
生きて血が流れているもの全般。
のんびり草を食んでいるシカやカモシカたちも厳しい環境のなかで生きているんだと再認識させられますね。
彼らにとってはアブなんかより人間の方がよほど危険でしょうが。
アブの嫌いなもの
いくら人間に対して吸血する嫌なやつでも、彼らの住処に攻め込んでいるのは我々人間のほう。
そう考えると、殺虫剤をまき散らすのはちょっとどうかな、と私は思っています。
殺生することなしに、相手に立ち去ってもらえたら嬉しいんです。
ハッカ・虫よけスプレー・森林香
わたしは虫よけスプレーをしていたにも関わらず刺されましたが、一定の効き目はあるようです。
やっぱりドラッグストアで安売りしているスプレーじゃだめかしら。
虫よけスプレーについては、ハッカスプレーを自作する人もいますし、ハッカスプレーの材料は無水エタノール、ハッカオイル、精製水なので、もうほとんどシーブリーズです。
エアーサロンパスも使い勝手がよく結構効き目もあるみたい。
筋肉痛対策も兼ねられるし。
これらは長袖長ズボンでも服の上から、顔はさすがにできないので帽子のつばの部分にも吹きかけておきます。
「歩く虫よけ」みたいな臭いになりますのでもしかしたらクマよけにもなっているかもしれません。
虫よけのにおいって独特なので、人によっては体調を悪くしてしまうこともあるようです。
確かに、大量に噴射するとむせそうになったり目がシパシパしたりしますね。
普通の蚊取り線香ですと気にしないアブたちも、森林香ですと寄ってこないらしいです。
(わたしは使ったことないです)
屋外でのみ使用できる強力な蚊取り線香と考えられるので、家で草むしりするときにでも使ってみようかしら・・・。
昔ながらの渦巻きタイプも、コンパクトに腰からぶら下げられるグッズがありますので便利です。
フェロモンをうまく利用して、虫からしたらスプレーした人間がその場にいないことになってしまうというハイテクだけど環境にはローインパクトな逸品があります。
我々忍者の子孫にとってはお馴染みの術ですが、開発はイギリスです。
|
オニヤンマとトラロープとおにやんま君
ヤンマ系のトンボはかっこいいだけじゃなくてすごいハンターです。
オニヤンマを肩に乗せて歩けば無敵かもしれませんが、たぶんオニヤンマもそんなに暇じゃないはず。
オニヤンマ模様(黒黄)のロープ、いわゆるトラロープを振り回すだけで効果があるそうですよ。
|
10mだと、オニヤンマ何匹分??
山登り同好会とか、何十人分も用意するならいいかもしれないですね。
↓私はこれを買いました。
お金を出せばオニヤンマといつでも一緒にいられる、いい時代です。
|
その他天敵の鳥、虫
虫を捕食する鳥、虫たち。
ツバメやトンボが飛び回っている場所に、アブやブユが煙のように存在しているという状態にはならないのではないでしょうか?
なんせツバメのヒナは1日300食とか食べるらしいですからね。
しかしツバメに同伴してもらえるわけもなし、ましてアシナガバチやゲジゲジとはご一緒したくないですね。
てなわけで一緒に歩くならオニヤンマ一択。
あ、疑似オニヤンマ、トラロープ的なもので効き目があるなら、アブやブユは視覚で天敵を認識しているはずですから、ゲジゲジやムカデのゴム製玩具とかでもそういうのでも効果あるのかもしれません。
ゲジゲジやムカデをくっつけて歩いている人がいたら心臓に悪そうだし、自分でも忘れた頃に視界に入ったら心臓悪くしそうですね。
前にGのゴム人形を常備している不思議ちゃんと一緒に仕事してたけど、よく死人が出なかったと思うよ!
おにやんま君の効果を登山で試してみた
実際のおにやんま君の効果はどうなのか、山歩きで使ってみての感想です。
山全体が虫だらけ、というシチュエーションはないですが、ポイントによっては漫画のように虫だらけのこともあります。
季節にもよりますが、トンボがまだヤゴ状態の時期や、トンボのいないポイントはとんでもない数のアブまたはブヨ(ブト)に囲まれ、そしてあいつら追いかけてきます。
が、あくまで侵入者はこちらで、彼らの住処に無断侵入しているわけですから、極力殺虫剤の類は使いたくないわけです。
おにやんま君を印籠のようにかざすとみんな蜘蛛の子散らすように・・・というわけにはいかず、そもそもおにやんま君をいかに印籠のようにかざせるかがポイントのように思います。
私はというとザックにおにやんま君を装着していたためあまり効果を実感できず、ザックから外して手に持って振り回したところ、虫達が避けていったように感じました。
馬の鼻先にニンジンをぶらさげるような装置でおにやんま君を自分の少し前方に装着できたら効果ばつぐんなんじゃないかと思います。
ザックに装着すると、木に引っかけて落としてしまいそうですし、「わぁかわいい」とちびっ子の人気者になることも山ガールに声をかけられることもないのであまりお勧めしません。
考えられるのは、アブなどの大量発生中の箇所を通過しなくてはならないとき、例えばストックのストラップに装着し、自分の前方で「このオニヤンマ様が目に入らぬか」とやることかもしれません。
今後検証の余地ありです。
タイツの上からアブに刺される?
CWXというサポートタイツの上からアブに刺されたような気がしたその後。
家に帰ればステロイドの軟膏があるから大丈夫でしょう、なんてのんびり一日を満喫しましたが、結局家に帰り服を脱いでみてもアブにやられたところはどこだかわからなかったです。
刺された瞬間、確かに痛かったんだけど、「いたっ!」っと反射的に手で払ったから無傷だったんでしょうか?
その瞬間は確かにチクリと痛かったけど、その1時間後2時間後・・・全然痛くもかゆくもなかったので、それで腫れてたりしたら逆にビックリですが。
それともCWXはアブの口を通さないのでしょうか?
登山ハイキング、山菜取りバードウォッチング、何でもそうですが山に入るときは夏でも長袖長ズボンが推奨されているにはちゃんと理由があってのことなのですね。
今回色々勉強して今までうやむやだったアブとブヨの違いもわかったし、ブヨはブユだってこともわかったので今後の人生に役立てたいと思います。オニヤンマ最高!