アライグマの記事を書いているとき、アライグマでググっているのに検索結果の写真にタヌキが混入していました。
Googleの検索システムの中身はよく知りませんが、撮影者がそもそも勘違いしているのか、写真の所有者が勘違いしているのか、アライグマの写真のタイトルに「タ ヌ キ」て入ってるんでしょうね。
届けたいこの思い!ちゃう!それタヌキやで!
目次
上体そらしできる?アシカとアザラシ
実際テレビでもありました、アシカとアザラシ違っているの。
さすがにNHKの動物番組なんかではありませんが、タレントさんがわからないのはしょうがないにしても、誰か気づかなかったのでしょうか?
アシカとアザラシ、大きな違いは「耳」です。
ぴょこんとお耳がついてるのがアシカです。
アシカは上体を大きく起こせます。
つるっと丸っとしているのがアザラシです。
アザラシはアシカのように上体を起こすことができません。
動物園デートなんかでサラっと見分けられたりするとカッコいいかも!
でもクドいと嫌われちゃうぞ!
ウチワしっぽと三角しっぽ?ジュゴンとマナティ
淡水に住み、尻尾が丸くウチワみたいなのがマナティ。
海水に住み、尻尾がイルカみたいに三角なのがジュゴン。
尻尾を見れば比較的簡単に区別できますね。
鳥羽水族館にしかいないのがジュゴン、鳥羽水族館にもいるのがマナティです。
鳥羽水族館すごい!
冠羽があるかどうか?オウムとインコ
大きいのがオウム、小さいのがインコと考えている方が多いようです。
頭に冠羽がついているのがオウム、ついていないのがインコです。
冠羽とは興奮したときにぴょこっと立ち上がるトサカみたいなカンムリみたいなあの頭の羽です。
オカメインコやモモイロインコはインコを名乗っていますが冠羽があるので実はオウムです。
感情がモロに出るので、面白いです。
体長4mが境界?クジラとイルカの違いは身体のサイズ
これは大きいのがクジラ、小さいのがイルカでだいたい合っているみたいです。
4m「くらい」を基準に、大きさで区別します。
4m以上がクジラ、4m以下がイルカ、といったように。
しかしイルカショーで頑張っているゴンドウクジラのように4m以下でもクジラを名乗っているものもあれば、シロイルカは4m以上になります。
ややこしい!
さすがに、イルカとサメの違いは大丈夫ですよね?
かわいいのがイルカ、かっこいいのがサメですよ。
でも海中で突然出くわしたら、パニクって間違えちゃうかも!
耳のような羽角があるか?フクロウとミミズク
これは名前が示すように、頭に耳のような羽角と呼ばれる羽がついているのがミミズク、ついていないのがフクロウです。
なんとかズクっていうのは大概ミミズクの仲間ですが、アオバズクはズクのくせに羽角がありませんし、シマフクロウは立派な羽角を持っています。
ややこしい!
双眼鏡と野鳥図鑑頼み?タカとワシ
私には区別できません!
タカ<ワシ(大きさ)
タカ<ワシ(足の太さ)
らしいです。
ここにトビまで参戦されるのですから歯が立ちません。
双眼鏡で観察して野鳥図鑑とにらめっこするしかないのでしょうか。
ちなみにタカ<ユージ(わたしの好み@あぶない刑事)です。
分類上違いはないらしい?チョウとガ
チョウチョは平気だけれどガはダメ、という方も多いのではないでしょうか。
分類上に違いはないみたいです。
夜行性か昼行性か、羽の色使い、とまっているときの羽の状態(開いているか閉じているか)、胴体部分の太さ、触覚の形状、どれもチョウとガに違いはないようです。
うふふーあははーチョウチョきれい!と言っている方が愛でているのが実はガだとしてもそっとしておいてあげるのがよろしいでしょう。
ガの人気向上委員としてはカノコガなんてチョウより愛らしいと思うのですがどうでしょう。
オオミズアオなんて美しいじゃあありませんか。
こうしてみると、自然が造りだしたものを人間が理由をつけて分類するということがとても難しいことだとわかりました。
それだけでひとつの専門的な学問になっちゃうくらいですものね。
日本ではこう区別しているが海外では違うとか、基準を統一させるのもとても難しいことですし、人間が決めた基準なんて自然界においては例外だらけです。
人間が作り出した私たちにとって身近な犬の中でも、トイマンチェスターテリアとミニチュアピンシャーとか、ボロニーズとビションフリーゼとホワイトのミニチュアプードルとか、見分けられる自信がありません。
パグとブルドッグの違いがわからないという重症な人もいましたが、「困っているのがパグ、怒っているのがブルドッグ」という落としどころを見つけていましたが、困っても怒ってもいないと思うんですが、職場の先輩だったので大人しくしときました。
誰でも、他のものと間違えられていい気分にはならないと思います。
わたしは石原さとみと間違えられたらいい気分ですけど。
せめてアシカとアザラシくらいはパッと見分けたいものです。