ヤゴとメダカが共存する睡蓮鉢で天敵を対策・駆除しない夏

シオカラトンボがいたので怪しいな、と思っていたら案の定ヤゴが発生した我が家のメダカ鉢。トンボは大好きな虫です。ヤゴはメダカの天敵といわれますが、共存できるのでしょうか?

ヤゴ メダカ共存

ヤゴが何トンボか種類を確認する

我が家は横浜市南部の住宅街で、ヤンマ系のトンボは見かけませんが、ヤンマ系のヤゴはメダカとの共存は難しいでしょう。

話題のオニヤンマくんのモデル、オニヤンマ(そのまんま)。成虫の迫力は見事です。

何せボディサイズが違います。その子供も大喰らいで、メダカどころか金魚までやられたという話も聞いたことがあります。

ヤゴが極小のときはメダカにどつかれてるくらいですが、共食いなどしながら成長していくとメダカなら1日3匹とか食べちゃうみたいなので、ヤンマ系との共存は数百匹単位で飼育しているとかでなければ不可能でしょう。

シオカラトンボのヤゴ

で、今回同居しているヤゴは何トンボなのかというと、シオカラトンボでした。

ヤゴの顔はトンボというよりセミに似ています。

我が家にはアシナガバチがよく水を飲みに来ますが、同じカラーリングのトンボが音もなく近づいてきたときはびっくりしました。

そう、ハチと同じカラーリング、黄色と黒のトンボといえば学のない私にいわせればオニヤンマに他ならないからです。

でも山で見かけた本物のオニヤンマとは様子が違います。何せ迫力がない。

小さいのです。あのエメラルドグリーンの美しい目でもありません。

後でインターネットで検索してみたら、シオカラトンボの雌でした。

金魚のプラ舟と、メダカ鉢にお尻をツンツンしていたので産卵していたのでしょう。

玉サバとヤゴとの共存は無理

金魚のプラ舟でも産卵している様子でしたが、ヤゴの影も形もありません。

餌探しに余念のない忙しい玉サバ3匹の血となり肉となったのでしょうか。

ちなみに、毎日お水を飲みに来るアシナガバチは、メダカ鉢よりも広いプラ舟の方が気に入っているようで、金魚がすぐそばでパクパクしているにも関わらず、睡蓮の葉の上で羽を休めています。

玉サバの元気はハンパないので、貝の類や水面に落ちた虫はひとたまりもありません。

洗濯物を干しに出た私の脚に水をかけるほどです。テッポウウオか。

いつの段階で捕食されたのかは不明ですが、シオカラトンボのプラ舟への産卵は無駄になってしまいました。

シオカラトンボのヤゴの成長

ヤゴ メダカ共存

シオカラトンボのヤゴの大きさは、1センチくらいです。上の写真は歯ブラシとの比較です。

写真には1匹しか写っていませんが、メダカ鉢に2匹います。

メダカの現状は、成魚と隔離ネットに稚魚がいます。稚魚は1センチ前後になると成魚に混ぜていますので、稚魚ネット内には6月頃に産まれた稚魚が9匹ほど。

もう1センチあるかないか?くらいの大きさで、そろそろ成魚と混ぜても大丈夫そうなサイズですが、餌を喰いっぱぐれないようにまだネットに入れています。

毎日カウントしていますが、減っていません。私の激ヨワな動体視力でも、3匹ずつ×3で9匹くらいなら認識できるのです。

ヤゴは何を食べて生きる?

パッと見た感じメダカの成魚も稚魚も減っていないけれど2匹のヤゴがいるメダカ鉢。

ではヤゴたちは何を食べて生きているのでしょう?

去年、お隣さんのメダカ鉢にヤゴが湧いたとのことでした。

お話によると、メダカ鉢はメダカはおらず、それでもヤゴが成長しているとか。

メダカのいないメダカ鉢はもはやボウフラ発生マシーンとなりましょうが、もしやヤゴがボウフラを食べているのでしょうか?

頼んでもいないのに湧いてくる貝の類もおそらくヤゴの餌になっているのでしょう。

ちなみに、今年はお隣のメダカ鉢にもメダカが復活していました。

ヤゴの羽化まで見守りたい

以前、アゲハチョウを孵したときは感動的でした。

食欲旺盛な幼虫たちを養うのは、大切な植物を食い尽くされた後はスーパーをハシゴしたりしてそりゃもう大変でしたけど。

で、ヤゴもできれば無事成虫になってほしいのです。

つかまるところは流木が出てるので大丈夫でしょうか。

以前、水草のみの鉢でヤモリが溺死していたときはショックでしたので、それ以来浮草や流木など、何かしら水面からレスキューできるものがあるようにしています。

水槽やカゴで飼育しているわけではないので、アゲハもそうでしたがきっといつの間に大きくなって成虫になってしまうのでしょうが。

アゲハはサナギになる必要があったので、サナギを見つけるのが大変でしたが、ヤゴは大丈夫でしょうか。

地面を這いつくばって生きる昆虫も昆虫なのに、人間は大空に羽ばたく蝶やトンボの羽化には感動しがちなの、差別じゃないですか?

同じ大空に羽ばたくセミに悲鳴を上げる人多すぎじゃないですか?

蛾は?ハチは?

色々と思うところはありますが、ヤゴの成長を見守りたいと思います。

私はセミに悲鳴なんぞ上げたことありませんよ!

お家のビオトープにトンボが産卵したら、トンボをよく観察して何トンボか調べてみましょう!大事に育てている魚たちと上手に共存するか、別にヤゴ水槽を用意するか、人間のすぐそばにある自然を観察するいいチャンスですよ。

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