人を死に至らしめる動物第1位!気付かれずに刺す蚊の秘密

夏の間、屋外で行う作業は憂鬱です。
暑さ、日焼け、そして、蚊。
「あ!」と気が付いた瞬間、ヤツらは素早く飛び去ります。
どうして人に気づかれずに刺して去っていけるのか、その秘密の一部が明らかになりました。

スローモーション撮影でわかった蚊の秘密

蚊に何故我々は気づけないのか。
その理由のひとつに、蚊の身体の軽さがあるかもしれません。
お腹いっぱいに血を吸ったとしても我々が感じるほどの重さはなく、気づいた瞬間には飛び去ってしまうのです。
また、あの針。
敵に痛みを感じさせずに刺すあの針は、医療器具の開発の参考にされるほどです。
いやもっと研究頑張ってほしい、まだ注射痛いもんね。

スローモーション撮影でわかったのは、蚊は飛び立つとき、離陸前に羽を素早く動かしてから飛び立つということ。
その速さ、1秒間に約600回。
そしてあの細長い足で静かに飛び立ちます。
比べてハエは、足でキックして飛び立つのですぐ相手にバレてしまうそう。
飛行機とヘリコプターの違い…とはまた違うものの、蚊はホバリングのような動作で人体に影響を与えずに静かに飛び立つことができるようです。
だから気が付くといなくなっているのですね。

人類の敵1位は蚊

人間を死に至らしめる動物は数々いますが、数で言うと一位はサメでも熊でもなく蚊です。
マラリアやデング熱など蚊が媒介する病気で年間70万人もの人々が命を落としています。

蚊の離陸方法

人間を死に至らしめる動物、ちなみに2位は「ヒト」。
3位は「ヘビ」、4位はなんと「犬」。
ヒトはテロ、戦争…言うまでもないですが、ヘビは咬まれて毒にやられたり、もしかしたら絞められたりの直接的被害、
犬に関しては萌え死…ではなく、蚊と同様、人畜共通伝染病によるものです。

異常気象がもたらす蚊の繁栄

大型ハリケーンの到来で、強風や洪水が起こると一時的に蚊は減ります。
が、その後は水たまりがたくさんできて、蚊が大繁栄します。
被害を受けた場所では安全な室内で暮らすこともできず、やむを得ず屋外で生活している人々は蚊の被害を受けてしまいます。
今後こういったケースは増えていくのかもしれません。
蚊の離陸方法の研究が被災地における蚊の繁殖を抑える対策に役に立つかもしれません。
日本でも暑い地域由来の蚊による伝染病が度々話題になっており、異常気象により今までは見られなかった病気が発生するかもわかりません。

日本の夏、キン〇〇ーの夏、とかいって豚さんの口から立ち上る煙も風情があっていいものです。
そのうちそんなカワイイものじゃ対処できない時代が来るのでしょうか。
蚊帳で寝たことのない人も多いと思います。
よく効く虫よけ薬、しかも環境に低インパクトなもの、も出てきているし、網戸や建具、住宅そのものが進化して虫の侵入に悩まされることも少なくなってきました。
が!お前どこから来た!な狭き門を潜り抜けるエリート害虫がいることも事実です。
敵を知り、スマートに対応したいものです。

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