日本各地で感染拡大している豚コレラはヒトや犬や猫には感染しない!

日本国内で感染拡大が止まらない豚コレラ。殺処分のニュースに胸が痛みます。経済的損失もかなりのもの。身近なところで豚コレラが発生したらどうなるのでしょうか。我々人間や身近なペットに影響は出るのでしょうか。

豚コレラとはどういう病気なの?

buta

豚コレラは「ぶたこれら」でも「とんこれら」でもどちらでもOK。
コレラと名がつきますが、人間のコレラとは無関係な家畜伝染病です。
ネコエイズがヒトのエイズと全然関係ないのと同じですね。
豚コレラのウイルスに感染・発症したブタは、高熱を出して死に至ります。
感染力が強く、経口感染によって感染するため、集団で飼育されている場合、一頭に感染が確認されると大量に殺処分されてしまうのですね。
発症してしまうと根本的な治療法はなく、支持療法のみとなりますが、家畜の場合はそこまでコストを掛けることはないのでしょう。
養豚農家にとっては商品を失うわけですから、死活問題です。

豚コレラはヒト・犬・猫に感染するか

豚コレラは、イノシシと豚にしか感染しません。
人や犬や猫はウイルスの感受性がないので、感染することはありません。
実験的感染ではウシ・ヒツジ・ヤギ・シカにも感染させることはできたようですが、これらの動物でも自然感染はしないようです。
豚コレラに感染した豚肉が市場に出回ることはありませんが、もし仮に出回っていてそれを食べたとしても、感受性のない動物は感染も発症もすることはありませんので、我々が豚肉を食べて感染するということはありえないのです。

豚コレラは撲滅できないの?

butaniku

日本での豚コレラの発生は、実に26年ぶりだとか。
逆にいえば26年前までは、豚コレラに悩まされてきたわけです。
豚コレラはウイルス性の家畜伝染病ですから、ウイルスからワクチンを作って摂取することで豚を豚コレラから守ってきました。
そして最終的にはワクチンの接種をすることもなく、病気が発生することもない状態に持ち込めたのです。
そのような状態になれば、海外から「日本の豚肉は安全!」という評判がもらえるので、輸出するにも有利になります。
実際、日本も海外からお肉を輸入するときは、そういった情報を参考に相手の国を決めているわけです。
今、日本では養豚農家から再びワクチンを使用することを求める声が上がっています。
でも国としては、ワクチンを使用することで日本の豚肉の安全性をアピールできなくなるため、はいそうしましょう、とすぐには言えないようです。
26年間発生していなかった豚コレラですが、野生のイノシシの健康状態まで把握するのは困難で、野生のイノシシが家畜の豚と接触することを避けるのが一番の予防なのですが、100%防ぐのも困難なのでしょう。

名古屋の方では豚肉の価格が上がっているそうです。EPAの影響で、輸入品に対抗する国内の畜産業の心配は高まっていたところに、この豚コレラ騒動。どう拡大防止するのか、大きな課題になっています。

スポンサーリンク
レクタングル336



レクタングル336



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする