ダニ媒介の怖い病気SFTSって何?マダニ咬傷による感染症を防ぐには

わたしは猫に噛まれて死ぬかもしれないと言ったかもしれないが、猫に噛まれて女性が死亡したというニュースが。
どんな狂暴な猫なんだ、と思って調べてみたら、猫に噛まれた外傷ではなく、感染症によるということでした。

厚生労働省は24日、草むらなど野外に生息するマダニが媒介する感染症に感染した猫にかまれた女性が死亡していたことを明らかにした。厚労省は同日、都道府県や医師会などに注意を喚起する通達を出した。ダニ媒介の「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」で、哺乳類を介して人が死亡したことが判明したのは世界で初めてという。

Yahoo!Japanニュースより

猫好きだからというわけではないけれど、この場合、猫は悪くないと思います。
マダニが悪い。
最近になって時々耳にするマダニ咬傷からの感染症。
近年急に増加したわけではなくて、解析が正確になったから我々の耳に入ってくるようになったのでしょうね。

SFTSは2011年に中国の研究者らによって発表されたブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類される新しいウイルスによるダニ媒介性感染症である。2013年1月に国内で海外渡航歴のない方がSFTSに罹患していたことが初めて報告され、それ以降他にもSFTS患者が確認されるようになった。SFTSウイルス(SFTSV)に感染すると6日〜2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が多くの症例で認められ、その他頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などを起こす。検査所見上は白血球減少、血小 板減少、AST・ALT・LDHの血清逸脱酵素の上昇が多くの症例で認められ、血清フェリチンの上昇や骨髄での血球貪食像も認められることがある。致死率は6.3〜30%と報告されている。感染経路はマダニ(フタトゲチマダニなど)を介したものが中心だが、血液等の患者体液との接触により人から人への感染も報告されている。治療は対症的な方法しかなく、有効な薬剤やワクチンはない。

国立感染症研究所ホームページより

マダニに刺されたら皮膚科へ

実際猫を介さなくとも直接マダニ咬傷による感染症で亡くなられる事例は国内でも発生しており、時折ニュースになります。
マダニにやられてしまった場合、自分でダニを除去しようとしても頭の部分が皮膚の中に残ってしまうことが多いので(おえ~)皮膚科で切開して慎重に除去するのが最近のセオリーのようです。

マダニに注意

マダニは都市圏でも要注意!

前に友人が犬の耳についたダニを素手で引っぺがして足で「プチ」と踏みつぶしたことがありますが、その「プチ」という音が今でも忘れられません。
血をいっぱい吸うとすごく大きくなるんです。
登山やキャンプ、渓流釣りなど、アウトドア趣味がなくとも生活圏がそのままアウトドアな感じのところもたくさんあるし、都市圏でも公園や住宅街の草むらで犬の散歩中にやられた、なんて話も聞きます。
うちの近所のおっちゃんも犬の散歩中にダニに食いつかれたそうで、周りに「病院行け」と言われてました。
嫌がっていましたが、「もし発熱したら病院に行く」ということで収まりました。
レアケースですが、キャンプに行った子供は無傷だったのに、帰宅後息子の服を洗濯した母親(キャンプには行っていない)がマダニに喰われた、なんてこともあったそうです。
お持ち帰りは遠慮したいものです。

マダニ被害を防ぐために

マダニノイローゼになってもしょうがないのですが、いかんせんマダニにやられたら精神的にもダメージも大きいし、今回のような動物経由の感染という不幸を防ぐには、猫は室内飼いを徹底して、犬は散歩の後にチェックを兼ねてブラッシング、野良猫や野生動物にはむやみに触れない、というのが対策だと思います。
薬局やホームセンターで売られている虫よけは主に蚊を対象に売る方も買う方も考えていると思いますが、中にはマダニににも効くとうたっているものもあります。

今回亡くなられた女性は弱っていた猫を保護しようとしていたそうで、心が痛みます。
正しい知識と対策で、マダニ被害を防ぎたいものです。

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