早食いして吐く猫のためにスローフィーダー風に食器を自作した

犬猫の早食いはしつけで治る?

早食いする猫は嘔吐したりお腹を下したりすることが多いのではないでしょうか。

うちの猫はそうです。一気に食べ、そしてそのあと吐きます。吐いたものは、フードのツブツブがそのまま残っています。猫の早食いを治す、というか、やめさせるには、しつけや訓練では無理そうです。

犬も「待て」で食べ始めるのを制御することはできても、「ゆっくり食べろ」というコマンドはムリだと思われます。

犬の早食い防止用の食器が販売されているのをペットショップで見かけましたが、洗いづらそうだったのと犬用で少し大きかったので購入は見送りました。

うちの猫は顔がつぶれたタイプなので、エキゾチックショートヘアやチンチラなど、平たい顔族の猫ちゃんには食べにくいどころか食べられないという事態になりそうです。手を使うかな。

犬猫の早食いは胃捻転のもと

大型犬で、胸腔が深い犬種に多い胃捻転。ドーベルマンやグレートデン、ワイマラナーなどは典型的な胸の深い体型をしていますが、人気犬種ではゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーでもしばしば発生します。

胃捻転は胃がねじれてしまう怖い病気で、最悪のケースでは命にすら関わってきます。早食いや食後すぐの運動などがリスクになりますので、注意が必要です。胃捻転は小型犬や猫でも発症しないわけではないので、早食いは何もいいことがありません。

人間がちょっとずつ与えることで対応できればよいのですが、難しい場合はスローフィーダーを利用するなど、早食いできないような工夫が必要です。

早食い防止のための食器への工夫

購入を見送った早食い防止用の食器、難易度がもう少し低い猫用も売られていることを後から知りました。

でもうちの猫の場合、フード用とお水用のお皿とセットする台が全部ワンセットのもので、ひとつだけ違うものにすると台ごと変えなくてはいけなくてちょっと大変です。

そこで家にあるもので猫がフード、うちの場合はドライフードすなわちカリカリです、を食べにくくするような工夫ができないものかと考えました。フードボウルの中にちょっとした障害物があればいいはずです。

ただし、その障害物が誤食するようなサイズだったり、口を傷つけてしまうような形状だったりすることはなんとしても避けなければなりません。

スローフィーダーDIY:自作に必要なもの&作り方

我が家のようにお皿を変えたくない人はスローフィーダーをDIYしてみてはいかが?

スローフィーダーDIYの材料

  • いつも使用している食器
  • 丸い形状のもの(私は箸置きを流用)

これだけ。

「丸い形状のもの」は、真ん丸じゃなくて楕円形でもいいですが食べちゃうような小さいサイズはやめましょう。

私の場合、引き出しの奥に眠っていた貰い物の箸置きを活用しました。百均でも箸置きなら手に入りますよね!

スローフィーダーDIY手順

では、私のスローフィーダー自作手順を紹介します!

猫 早食い防止

①ちょうどおはじきのような形の箸置きがあったので、これを・・・

猫 早食い防止②いつものお皿に入れるだけ。最初は2つにしてみたら、あまり食べるスピードが変わらなかったので最終的に3つにしました。

猫 早食い防止

③ドライフード(ロイヤルカナン・PHコントロール2)を入れたところ。

これでだいぶスピードがダウンしました。ワンちゃんの場合、口に入らないサイズのボールとかオモチャなんかでもいいと思います。

自作スローフィーダーのメリット

洗いやすい

私が一番のメリットだと思うのは洗いやすいところです。市販のスローフィーダーは、お皿の底面に凹凸をつけて食べにくくしてありますので、洗うのがちょっと大変そうです。

自作ですとバラバラになるので、障害物(箸置き)も普通に洗剤とスポンジでガシガシ洗えるので清潔に保てます。

安い&エコ

安価にできるのもありがたいです。箸置きはそんなに高いものじゃないですし、100均にも売っているのではないでしょうか。

丸くてペットが誤食できないサイズのもので、衛生上問題がないものなら何でもいいわけですから、ボールとか石とか、洗いやすさも含めて考えてみるといいのではないでしょうか。

入れるお皿の方も、わざわざ新しいものを購入する必要もないわけで、エコロジー&エコノミー!

食べるスピードを調節できる

障害物(箸置き)をセットする数で猫がフードを食べるスピードを調整できるところです。

市販のスローフィーダーには、真ん中にひとつだけ大きな突起がついているものもあれば、マイルドなトゲトゲでものすごく食べにくそうなものまで色々ありますが、買ってから「ああ早すぎた」とか「これ全然食べられないんじゃ・・・」なんて、試していたら大変です。

うちの猫では最初は1個から試しました。するとうちの猫はいつもと変わらず猛スピードで完食しちゃったので、2つ・・・まだ早い、3つ、と増やしました。

4つにすると今度はもう「ナニコレ食べられないんだけど」って感じになっちゃってかわいそうでしたので、うちの場合は3つが正解のようです。

スローフィーダー自作のデメリット

デメリットは特にありません!

しいて言えば、使用した箸置きがガラス製で、猫が真剣にフードを食べているときにカチャカチャと高い音がちょっとするくらいでしょうか。

あと見た目?スローフィーダーはおしゃれなものも結構ありますので、そういうのと比べちゃうとちょっと・・・。

うちの猫はこの方式にしてからだいたい毎食後ドライフードを一粒だけ残します。残っているのが必ず一粒だけなのはどうしてなのか、多分普通に気づいてないだけなんでしょうが、後で食べようと取っておいてるのだとしたらかわいい。

早食いはやめなさい、と言ってもきかないのが猫。吐いたりお腹壊したり、あとで辛い思いをするのに!と考えるのは人間だからですかね。さだまさしが歌っているように、飼い主なら猫よりも猫の身体を管理しなくてはいけませんね。嘔吐や下痢をするとかわいそうですので、ぜひ早食い防止のためにお皿に一工夫してみてあげてください。

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