数年前から近所でヘンな鳥をよく見かけるようになりました。
某国大統領のような髪型なんです。
横浜市の海の近くです。
スズメが減ってきているとは聞きますが、スズメもスズなりに葛の葉の中に隠れていたりします。
しかしそのヘンな鳥はいつもカップルで、堂々とコンビニの前でうろうろしているのです。
ヘンな鳥は、ムクドリくらいの大きさで、九官鳥みたいな色合いで、羽衣セキセイインコみたいにクチバシのところの羽が巻いているのです。
全然関係ありませんが友人が飼っている羽衣セキセイインコがトランプ大統領にクリソツでびっくりしました。
写真がなくて残念です。
で、話を戻して。
ヘンな鳥、色々調べてみたらハッカチョウという鳥らしいことがわかりました。
ヘンな鳥ハッカチョウの正体
ハッカチョウは外来種。
中国大陸やインドシナ半島に生息するスズメ目ムクドリ科ハッカチョウ属ハッカチョウだそうです。
外来種だけど、神奈川と兵庫では繁殖の記録があるって。
ここ神奈川!!
虫や植物の種など雑食性で、人間によく懐き、物真似が得意だとか。
別名「小九官鳥」と呼ばれるだけのことはありますね。
ハッカチョウは伊藤若冲のモデルにもなった!
日本では江戸時代に飼育されるようになり、九谷焼の磁器の図柄にも採用されてるんですって。
伊藤若冲は京都鹿苑寺の障壁画にハッカチョウを描いています。
地味な色合いだけれど、水墨なのでオッケー!です。
こんな素敵な絵のモデルにもなっていたなんて、ヘンな鳥呼ばわりして申し訳ございません。
地味だ地味だと言いますが、羽を広げると白い模様が入っていて、意外と華やかなんですよ。
ハッカチョウはどうして日本にいるの
ここ神奈川や兵庫では繁殖しているようですが、もともと日本の在来種ではない彼らが
ここにいるのでしょうか?
やはり飼育されていた個体が逃げたか逃がされたかして、彼らが生き残って繁殖しているようです。
日本でも沖縄の方にいるハッカチョウは自然に移入した可能性もあるそうです。
横浜市港南区でのハッカチョウ問題
横浜市港南区ではハッカチョウがケヤキの木に営巣して周辺住民から鳴き声とフン害の苦情が寄せられており、対策としてケヤキの大幅剪定をしたところ、被害は減少したそうです。
根本的解決にはなっていませんが、ねぐらをどこか山の中にある木にしていただければ
いいんですよね。
まだハッカチョウが日本の自然、生態系に与える影響についてのデータはとられておらず、むやみに害鳥扱いはできないということです。
ちなみにこれ5年前のタウンニュースでした。
5年前にすでに港南区でこんな問題になっているなら、そりゃ近隣でもヘンな鳥見かけるようになりますわ!
何あのヘンな鳥!
というところから始まったハッカチョウあれこれ、高速道路を走行中にハッカチョウを見かけることもありました。
一度ハッカチョウだと認識してしまえばすぐにわかるようになります。
他の野鳥もすぐ判別できるようになりたいので、またヘンな鳥に出会いたいものです。