メキシコシロガシラインコはホイッスルを鳴らす!ピオヌスはお喋り上手?

忙しいインコは幸せなインコだ、といいます。
ヒトにも当てはまるのかもしれませんが、わたしは忙しいよりは暇な方が好きです。

ネコは一日のほとんどを寝て過ごしていますが、メキシコシロガシラインコは寝てばかりもいられません。

鳥は常に食べ、常に出し、さえずり、叫び、かじって生きています。

やるべきことが多いこと、退屈しないこと、が飼育下のインコの幸せの条件だそうです。

野生のインコは起きている間じゅう頭と身体を使って食べるものを探すうちに知能が発達したといいます。

獲物を狩って食べる猛禽類は賢そうな顔つきをしていますがインコ類に頭脳ではかないません。

メキシコシロガシラインコの物真似

テレビをつけていると、インコはがぜんテンションが上がります。

テレビの音量とメキシコシロガシラインコのテンションはまったく比例します。

普段、夜間は静かに休んでいるインコですが、先日はテレビの番組中で「オオルリ」が紹介され、鳴き声が放送されました。

突然マックスの音量で「キャーーーー」と叫んだ我が家のメキシコシロガシラくん、タイミング的には間違いなくオオルリのさえずりを真似ていたに違いありませんが、ただの雄たけびになってしまってこちらは大笑いでした。

我が家は住宅街にありますが、それでも時々美しい鳥のさえずりが外から聞こえてきて、それにインコが反応したりしてなかなかいい感じです。

叫び出したらあわてて窓を閉めますが。

メキシコシロガシラインコ

メキシコシロガシラインコはホイッスル音が得意

オオルリの真似は下手くそで笑いを誘ったメキシコシロガシラインコですが、スポーツの試合観戦中はそうもしていられません。

彼のホイッスルの物真似は実に見事で、サッカーなんぞ観ていると本物のホイッスルなのかメキシコホイッスルなのかわからなくなるほどです。

テニスなんかわたしはルールもよくわからないので本物のホイッスルと偽ホイッスルで頭が混乱します。

とにかく、メキシコシロガシラインコはこのホイッスル音の真似がいちばん上手なようです。

メキシコシロガシラインコに夜の女王のアリア

ホイッスルの物まねができるなら、女声オペラもいけるんじゃないかと浅はかな飼い主は考えました。

モーツァルトの「魔笛」の「夜の女王のアリア」、たぶん誰でも聞いたことのある有名なあの女性の声が高音で行ったり来たり楽器のように響くあの歌、を聞かせてみましたが、首を傾げて固まってしまいました。

以前テレビでこれを上手に歌うインコちゃんの動画を見ました。

高音で響くこのアリアも、楽器のような響きに聞こえるけれど、上手な歌い手さんがちゃんと歌っているのを真面目に聞くと、ちゃんと女性の声で「歌って」いるので、笛の音とは音色が全く違うことに気づきました。

では人間の声ではなくて口笛で教え込んだらどうかしら。
まずはわたしの口笛の練習です。
そもそも口笛なんてそんなに上手じゃないし、それでもインコと暮らし始めてだいぶ上達したのですが、この曲は音があちこちに飛ぶのでとても難しいのです。

あれわたし何がしたかったんだっけ。

ちなみにこの「夜の女王のアリア」、ワンちゃんも大興奮するらしいです。

人間もたいへん興奮する音楽ですので、こういった感覚的なことに動物間の違いなんてあんまりないのかもしれませんね。

インコには高音裏声オカマ声で!

オペラの女声はダメですが、近所の子供の金切り声は真似しようとするのです。
一緒にキャーキャー叫んでうるさいったらありゃしない。

キーキー叫んでいるあの声は、もはや人間の声とは認識していないみたい。

しかしながらインコ全般的にやはり女性の甲高い声の方が真似しやすいらしく、鳥専門のペットショップに行きますと高音の裏声でインコに話しかけている男性を見かけたりしますが、なるほどインコ専門店に来るだけあってインコのことよくご存知なんだなぁと感心します。

オカマかよ、なんて思いません。
わたしは女ですが声が低いのでインコに言葉を教えるには彼のように裏声で頑張らなくてはなりません。

あまり他人に見られたくない姿です。

メキシコシロガシラインコの手乗りをあきらめない!

先日みたテレビでは、オカメインコが「アダムスファミリー」のあのテーマ曲を一人で演奏していました。

「コッコッ」って音の部分はちゃんとクチバシで地面をつついて音を出していて、かわいくてかわいくてもんどりうっていました。

メキシコシロガシラインコには無理かしら。

いや、できる子もいるのかもしれないけれど。
うちの子はペットショップの店員さんが「今から手乗りにするのは無理でしょうね~」と言っていたのを、ひまわりの種でつってなんとか腕にとまるところまではしつけたのでした。

指を差し出すと乗ってくるような正真正銘の手乗りとは言えないけれど、それでも彼なりに頑張った結果なので素晴らしい。

人間の腕に乗らないとひまわりの種がもらえないシステムなので、毎日一日一回は乗ってきます。

バランスを崩すとワシっとつかむので、たまにひっかき傷ができ、猫の咬み跡もあるしわたしの腕はひどいもんですが、見るとにやける幸せな傷なのです。

ピオヌス・・・というかうちのメキシコシロガシラインコは、昔幼馴染が飼っていたセキセイインコと比較すると、お喋りは苦手な部類です。
でも何かわからない言葉をずっとツイートしていることもあるし、スポーツ中継では飼い主を混乱させます。
色んな音を聞かせてあげるといいと思います。

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