コスプレ?治療に害虫と抜け毛対策!犬が服を着るまじめな理由

犬が服を着るなんて!という時代もありました。
今でもそうお考えの方もいらっしゃることでしょう。
私もどちらかと言えばそっちよりの石頭ストーンヘッドです。
しかし、「カワイイ」という理由以外にも、ワンコが服を着る理由があるのです。

犬が服を着る理由その1:治療のため

手術や皮膚病などで犬が患部を気にしてしまうとき、エリザベスカラーを装着したりしますが、同じ理由で服を着せることもあります。
犬自身が患部を気にしてしまうこと以外にも、お散歩中に草木や泥が患部に付着することも防げます。

私は猫の避妊手術の後、ミニチュアダックスフンド用の服を少し改造して猫に着せていました。
術後の患部を舐めないように、です。
カラーよりは具合が良さそう(動きやすそう)でした。
しかも可愛すぎて悶絶しました。
エリザベスカラーを装着すると、フリーズしてしまうワンちゃん猫ちゃんには洋服というのもいいかもしれませんね。
もちろんうちの猫は洋服を着せた瞬間フリーズしていましたが、エリザベスカラーよりはすぐに再起動?して動き出し、翌朝には床に脱ぎ捨ててありました。お見事!

犬が服を着る理由その2:抜け毛飛散防止

最近ではショッピングモールなどでもワンコと一緒に入れるお店が増えてきました。
ペットと泊まれるペンションやホテルも。
そういった場所で周囲の人に毛をまき散らさないようにも洋服は有効です。
より多くの場所へ立ち入りできる盲導犬が服を着ているのも周囲の人への配慮からだと思われます。
盲導犬に使われることの多いラブラドールレトリーバーもそうですが、ブルドッグとかパグとか、短毛でつるっとしたワンコの場合、つるっとしたイメージよりも意外と大量の抜け毛に悩まされる飼い主さんは多いと思われます。
ブルドッグにお洋服・・・よだれが出そうなくらいかわいいです!

犬が服を着る理由その3:害虫から身を守る

お散歩していると害虫がたくさんいます。
ノミ、ダニ、カなど。
毛深い動物たちは一度虫が毛の中に入り込んでしまえば薬剤を使用しないと除去するのが大変です。
バリカンで刈らないといけないことも。
服を着ることによって防げる部分が大きくなります。
フィラリア対策はされているでしょうが、最近はダニの被害が人間の間でも話題になっています。
人間が長袖長ズボンを推奨されているくらいなので、ワンコが服を着るのも自然の流れなのではないでしょうか?

犬が服を着る理由

犬が服を着る理由その4:暑さ寒さ対策

犬は犬種ごとに暑さ寒さへの耐性が全然違います。
原産地によって、暑いのが苦手な犬、寒いのがダメな犬、色々いますが、日本は暑さも寒さも厳しい国です。
服は夏には紫外線を、冬には寒さを防いでくれます。
もちろん季節気候に合わせた素材を選択することが重要です。
夏に蒸れる服を着せることによって皮膚炎や熱中症を起こす危険性もあります。
老犬のチワワなど、夏季のエアコンによる冷えなども考慮してあげたいところです。
雨の日のお散歩は、レインコートを着せてやることで帰宅してからの飼い主さんの手間を省くこともできますね。

犬が服を着る理由

ペット用の服も様々なものが販売されていて、見ているだけでも楽しいものです。
しかしペット本人が着て不快そうにしているなら無理に着せるものでもないし、理由があって着せるなら着せればいいし、カワイイからって着せるのもアリだと思います。
世間では数年前から「断捨離」ブームですが、ペットの洋服は増えちゃって困ってるなんて方も多いのでは?
ハロウィン、クリスマス、お正月…色々なものが売られています。
ワンちゃんの飼い主さんは大変です。
人用の服の1/10も布使ってなさそうだけれど、人用の服よりお高いものもありますからね!

うちは猫なので避妊手術の後と、年賀状制作時にしか服を着せたことはないけれど、服選び自体は楽しかったです。
でも先代のネコが晩年乳腺腫瘍で手術を繰り返し、その頃ちょうどいい小型犬用の服を探し求め続けた記憶でちょっとほろ苦い思い出が蘇ります。
ワンちゃんの服はトイレ用にお腹の部分が大きく開いているものが多く、術後のネコのお腹の部分の手術跡には少し丈が足らず、他の布を切って当てて縫って、と試行錯誤を繰り返しました。
できれば服のお世話にならずに裸で元気でいてほしいものです。

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