すごいぞワンコパワー!ファシリティドッグ&セラピードッグ

横浜市南区にある、神奈川県立こども医療センターで、「ファシリティードッグ」の引継ぎが行われています。
ゴールデンレトリバーのベイリーが9歳になったため、後任に同じくゴールデンレトリバーのアニーが着任し、しばらくは2人体制で勤務したのち、ベイリーは引退するとか。
5年間務めてきたベイリーには子供たちのファンがたくさんいるそうです。
小さな子供にとってはつらいであろう治療や検査も、ワンちゃんが付き添ってくれたら気が紛れることでしょう。

ベイリーってすごい!ファシリティドッグの効果

ファシリティードッグとは、患者さんの不安や緊張を緩和させるために病院で働く犬のことで、日本には神奈川と静岡に1頭ずつしかいません。

難病の治療は決して楽しいものではありませんが、辛い採血やリハビリに犬が寄り添うことによって辛さが緩和され、通院するのが楽しみになった、というお子さんもいるくらいです。

ファシリティドッグは専門の訓練を受けてから配属されます。
アニーはハワイで訓練を受けてきたそうです。
日本は動物関係はだいぶ後進国ですが、今後こういった活動が広がっていけば、辛い時間を過ごしている子供たちが少しでも救われるのではないでしょうか。

ファシリティドッグ,セラピードッグ

セラピードッグセラピーキャットが奇跡を起こす?老人ホームにて

実際わたしは老人ホームでの犬猫の慰問活動に立ち会ったことがありますが、ボランティアの獣医師に連れられて犬猫が部屋に入ると、入居者の方の目に力が戻るのを実感しました。

体調が悪かったり、持病があったり、痴呆症の方もおり、テレビを見ても、食事をしてもうつろな目をしていた老人が、犬を撫でた瞬間に目に光が戻るのを見ました。
無表情だったお顔が笑顔になります。

ただそこにいるだけなのに、動物のパワーはすごい。

もちろん、動物が苦手な人は近寄りもしませんし、強制することもありませんが。
中には動物たちの来る日をカレンダーに書き込んで、楽しみにしておられる方もいらっしゃいました。

普段ベッドからあまり動かないおばあさんが、杖を突いて歩いて犬猫が来る部屋まで歩いて来ていました。
猫を膝の上に座らせて、子供のように笑っておられました。

被災地で活躍するセラピードッグたち

東日本大震災や熊本地震の被災地でも、セラピードッグの慰問活動は行われていました。

災害救助犬の活躍は報道でも見られましたが、災害救助犬以外にも犬たちの活躍があり、セラピードッグたちは各地で被災者の疲弊した心を癒していました。

被災して飼い主をなくした犬たちが訓練を受け、適性があると認められればセラピードッグとして活躍しているとか。
動物のパワーはすごいけれど、それを活かそうとする人間のアイデアや行動力もすごいと思います。

海外でもセラピードッグは活躍しています。
シャイな子どもが犬に本を読んであげて、犬は黙って聞いていてくれますので、子どもがコミュニケーションを取るいい練習になるんだとか。
確かに、犬はいい聞き役かもしれませんね。

ゴールデンレトリバーはセラピードッグ向き?

県立こども医療センターのファシリティドッグは前任も後任もゴールデンレトリバーです。

もうずっと人気の犬種で、穏やかでフレンドリーな性格が愛されています。
セラピードッグは小型犬やミックス犬も多くみられますが、土佐犬やロットワイラーやピットブルは見かけません。
ちゃんとしつければ普通に飼育する分には問題もないと思いますが、使役犬としてはやはり犬種により向き不向きはあるんでしょうね。

ゴールデンレトリバーは大人しい?

家庭犬の訓練をしていたとき、どうしても相性の悪い犬同士というのはあるものでして、その2匹が顔を合わせるともう大変、
ガウガウと取っ組み合いになってしまいますので、顔を合わせないように気を付けている犬たちがいました。
何が気に入らないのか、人間の世界でもよく「生理的にダメ」と言えば何となく許されちゃう感じですが、この2匹も「生理的にダメ」でムカついちゃってたんでしょうか。
で、その2匹ですが、片方がラブラドールレトリバー、もう一方がゴールデンレトリバーでした。
あんな牙を剥いたラブラドールレトリバーもゴールデンレトリバーもこの時以外に見たことがありません。
身体が大きいもんで、結構な迫力でしたよ。
ヒトにはとってもフレンドリーないい子だったんですけど、犬にもいろいろあるんでしょうね。かわいい!

家族の中に犬がいて、夫婦喧嘩や親子喧嘩の最中に犬がワンと言えば喧嘩は中断、なんてこと経験ある方も多いのではないでしょうか。会話が減ってしまった人たちの間に、犬がいるだけで会話が増える。ある意味全てのワンコがセラピードッグと言えるのかもしれませんね。