猫の爪とぎ対策!麻縄?ダンボール?好みの快適グッズで防ごう!

猫と暮らすうえで、一番の懸念事項は爪とぎかもしれません。

外を歩いていて、道路沿いのお宅の障子がボロボロの様子など見えますと「あぁ、このお宅は猫ちゃんがいるのかな」なんて微笑ましい気持ちになりますが、最近では障子のあるお宅も減ってきましたし、ホームセンターでは破れない障子紙も売っていますので、昔ほど「ネコ屋敷」的外観のお宅も見かけなくなりました。

ちょっと寂しいような。

壁紙と桐ダンスが猫の爪とぎの犠牲になりました

カーテンを昇る猫というのもいます。
爪をひっかけて昇るものですから、カーテンはボロボロになってしまいます。

実家で飼っていた先代猫は、噛まないひっかかない穏やかないい子ちゃんでしたが、爪とぎ的には割とやんちゃで、壁紙をたいへん好み、特に曲がり角の部分を両前足で挟み込んで
ガリガリするのが好きでした。

母が祖母から受け継いだ桐ダンスも彼女の好みの研ぎ心地だったらしく、途中からすだれを買ってきて冬の庭木にするような簀巻き状態にして保護していました。

壁紙は、ビニール袋をかぶせてテープで留める、という見た目非常に残念な感じでしのいでおりました。

見た瞬間わかるネコ屋敷的な家ですね。
ネコは1匹しかいませんでしたが。

そこのところ、我が家の猫はたいへん狂暴ではありますが、爪とぎ的には割といい子です。

用意した爪とぎ以外では基本的に研ぎません。
わたしが革のソファで昼寝していて、猫の御飯の時間に気づかなかったりすると、縫い目の部分を攻撃したりしますが・・・(ダメじゃん!)。

もちろんわたしは飛び起きますので、彼女は効果的なヒトの起こし方を完全にマスターしているのです。

猫はなぜ爪をとぐ?

猫が爪を研ぐ理由はいくつかあって、古い爪を剥くためだったり、やる気を出すためだったり、クマのようなマーキング的意味合いだったりします。

ひとりでいるときよりも、他の猫が見ているときのほうがより爪をとぐそうです。

かっこつけ?

うちの子がソファを研ぐのは完全に飼い主の注目を惹きたいためです。
「やるぞやるぞ」と目線はこちらです。
夫のスマホに攻撃して夫を起こしてみたり、なかなかの策士でございます。

爪とぎを枕

小さい頃から好きでした

爪とぎ段ボールが爪とぎ被害を防ぐ

特におろしたての段ボール製爪とぎに目がありません。
ファーストを守る野球選手のように爪とぎを中心にうろうろしています。

野良猫は虫や鳥に襲い掛かる前によく樹でバリバリ爪を研ぎます。

同様にお座敷猫でも猫じゃらしに襲い掛かる前には爪とぎで景気づけにバリバリやります。

寝て起きたらストレッチがてらバリバリやります。
トイレの後ももちろんバリバリやります。
食事だって爪とぎの上でバリバリしながらしたいに違いありませんが、お行儀が悪いので許しません。

最近は爪とぎがそのままソファやベッド状になったものが色々と売られていますので、
全国の猫ちゃん的には爪とぎ天国なんじゃないでしょうか。

爪とぎグッズの充実と反比例して家具や建具の爪とぎ被害が減っているに違いありません。

爪とぎ段ボールソファの上でバリバリウトウトしているときの顔は幸福感に溢れています。

猫,爪とぎ

遊ぶのも・・・

猫,爪とぎ

毛づくろいも・・・

猫,爪とぎ

寝るのも。¥177で買えるしあわせ

猫と暮らすうえで家具や建具の爪とぎ被害を最小に抑えるには、やはり家具や建具よりも研ぎ具合のよいものを用意するしかありません。

爪を切るのももちろんですが、猫の爪はタケノコのように剥がれるので剥きたいし、そもそもストレス解消や気分転換に爪とぎは必要なのです。

変な場所で研ごうとしたら研ごうとした瞬間にゴルァしてください。

研ぎだしてからでは遅いです。
猫に「お気に入りの爪とぎ指定」されちゃうともうたまりません。

もっと素敵な爪とぎがあることを教えてあげてください。

しがみついて離れないくらいの。

猫,爪とぎ

この爪とぎに目がないので目がなくなった

爪とぎ対策には猫の好みのタイプの爪とぎを

猫によって好みは違います。
うちの猫の好みは段ボール、上の写真のような麻縄状のもの、あとはわたしの登山用リュックサックの背中に当たる部分のメッシュ地。
帆布のトートバッグも好きで、中に入り込んで底の部分でガリガリしています。

他に狙われやすいのは籐ラタン家具(爪の引っかかり具合がたまらないとか)、桐箪笥(やわらかめが好きだとか)等々。

高校生の時に近所の飼い猫はわたしの通学バッグ(ナイロン製?)に執着していました。
ジーンズを履いているとたまにジーンズ地に爪を立ててくるのもスリリングで楽しみです。

海外では猫の爪を外科的に除去するという残酷な方法もあるそうですが、最近はさすがに問題になりやらなくなってきているようです。

犬の声帯を取ってみたり、人間というのは残酷なものです。

猫から爪を奪うというのは爪とぎの仕事を奪うということです。

犬も猫も鳥もそれぞれの仕事に忙しいというのが幸福だということだと思っています。

あれっ人間も?

犬のようにNOと躾けるのは難しい生き物ですが、猫の性質を理解して、人間の暮らしに上手いことフィットさせることができたら快適に同居できると思います。

¥177の爪とぎをこまめに交換するくらいなら、破産することもおそらくないでしょうから。

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