マッカチンもマッカーサーも！？ザリガニ祭り

IKEAにてザリガニ祭り開催中

北欧系家具店、IKEAにて、
ザリガニ祭り開催中です！

サイトのメニュー写真を拝見しましたが、
あんまり「うわー！おいしそう！」
とはなりませんでした。

ザリガニそのまんまなんだもの・・・。

どうでもいいことですが、
以前IKEAで購入した押し入れ用の棚が、
どうしてもうまく組み立てられず、
一旦分解してやり直そうとしたら
今度は全く分解できず、
頭にきてそのまま返品したことがありました。

そのまま返品させてくれるなんてなかなか親切です。

不器用には難易度が高すぎるので、
それ以来IKEAには行っていませんが、
あの巨大なショッピングバッグは何かと
愛用させていただいております。

おいしそう！かな・・・？

先日千葉に出かけたところ、
寂れた神社に池がありまして、
覗いてみたらマッカチンしかいませんでした。

他の生物を食べつくしてしまったのでしょうか？

わたしが子供の頃もよく近所の公園の池に
遊びに行ってはザリガニ釣りを楽しんだものでしたが、
その池にはクチボソやメダカやタナゴなど、
生き物がたくさん生息していました。

もちろんマッカチンと、ザリガニもいました。

今は「ザリガニ」というと
「アメリカザリガニ」のことを指し、
アメリカザリガニではない在来種のことを
「二ホンザリガニ」と呼ぶそうです。

我々は「ザリガニ」が「二ホンザリガニ」で、
「マッカチン」が「アメリカザリガニ」
だったわけですから、
ある意味逆になってしまいました。

時代は変わります。

ザリガニ言いすぎて舌を噛みそうです。

わたしは神奈川ですが、
全国的に昔の子供はアメリカザリガニを
「マッカチン」と呼んでいたようです。
なかには「何それ」という人もいますが。

マッカチンは数も多く、
タコ糸にスルメを結わえ付けて垂らすと容易に釣れ、
釣れると大きなハサミを振り上げて我々を威嚇したので、
子供たちのよい遊び相手でした。

小さな飼育ケースに入れて持ち帰ることもしばしば、
それほど長く生きてはくれませんでしたが、
身近な生き物のひとつでした。

今でも近所を歩いているとこの時期は
同じように飼育ケースに入ったマッカチンを見かけます。

それにしても二ホンザリガニは
マッカチンに駆逐されてしまったのでしょうか？

アメリカザリガニは昭和の始めに
食用として鎌倉にたった20匹でやってきて、
自発的に来たわけじゃなくて人が持ち込んだわけですが、
嵐の日のどさくさで逃げ出して
近くを流れる川を経由して
そこから全国へ広がったそうです。

その繁殖力、適応力の強さたるや！

同じ食用出身のウシガエルをわたしは愛して
オタマジャクシからカエルへ育て上げたことがあります。
クラスの秀才の男子が興味津々で見に来ました。
彼はその後無事カエル研究家になったでしょうか。

ザリガニを食べる国は多く、
中国、アメリカ南部、フランスやオーストラリア、
そして日本でも食べると言っていいのでしょう。

食用のザリガニはきれいなお水で
しばらく飼育して臭みを取っているそうです。

確かにアメリカザリガニは
あまりきれいな場所に住んでいるイメージはないので、
池で捕ってきて新鮮なやつをお刺身で・・・
ってわけにいかないですね。

それでもやはり丸ごと系のお料理は
子供の頃のイメージのせいか、
あまり食べたくはないのですが。

マッカチンを「マッカーサー」と呼ぶ地域もあるそうです。

もうあのサングラスにパイプを咥えた人しか
思い浮かびません。

アメリカだからという説。
いずれにせよアメリカザリガニの「赤」から
「マッカほにゃらら」になったのでしょうか。
アメリカザリガニもニンジンで有名なカロテンを
含まないものばかり食べていると青くなるそうです。

青いアメリカザリガニの幼体は二ホンザリガニと
見分けがつくのだろうか？

わたしはアメリカザリガニ撲滅委員会の
メンバーではないので
それほど深刻な問題ではありませんが。

おいしくなさそう・・・

エビが大好きです。

結婚式に招待されて、
高額なお祝いを出さなくてはならなくとも、
「もしかしたらオマールエビにありつけるかもしれない」
という希望が気持ちよく祝う気持ちを
後押ししてくれます。

明日地球が滅びるとしたら、
イセエビのお刺身とアワビのお刺身だけで
お腹いっぱいになりたいです。
頭はお味噌汁でね。
沖縄で食べたセミエビも美味しかったなぁ・・・
あれっあれはヤドカリの仲間だっけ？
もうエビでもヤドカリでも美味しいのでいいです。

好きな食べ物は？って聞かれて
「ヤドカリです」って答えたらめんどくさそうだけど。
ザリガニも同様にすごくおいしいのかもしれない。

食わず嫌いもなんなので、
IKEAにお食事だけのために
行ってみるのもいいかもしれません。

それか、久しぶりにタコ糸とスルメを持って
池に行ってみようかしら。