我が家のインコはピオヌス、アケボノインコの仲間のメキシコシロガシラインコ、オス、推定15歳。
飼い始めて10年以上経過しました。
インコは何歳からが老鳥?
少し前のことですが、夏の終わりごろ、うちのインコの呼吸が荒くなり、「ハーハー」というような聞いたことのない音を出していたことがありました。
すぐにただ事ではないと思い、夜間だったのですがその時間も診察している動物病院に電話してみました。
インコは診ていないと申し訳なさそうに電話の向こうの声、でももしかしたらこの時間でも診てくれるかもしれないインコも診れる先生の電話番号を教えてくださいました。
インコの荒い呼吸はその頃には治まっていたのですが、念のため教えていただいた番号に電話して先生の指示を仰ぎました。
結論は、今すぐ移動のリスクを負わせてまで受診する必要はなさそうですね、とのこと。
すっかり取り乱した私は会ったこともない相手に「先生何時まで起きてますか?」とか言い出す始末。
その夜は再び症状が出ることはなかったのですが、怖かったので翌日、地元のインコを診れる獣医さんを探して診てもらいました。
推定15歳、メキシコシロガシラインコの寿命は30年くらいだといわれているので、まだまだ若いものだと思っていましたが、先生は「もう結構な年だからね~」というスタンス。
そうか、もう年だったんだ、とちょっと反省。
特に乱暴に取り扱ってるつもりもないけれど、考えてみれば人間が80歳まで生きるとして、半分の40歳くらいから色々と不具合も出てくる頃。
温度管理とか、しっかり気を使ってやらねば、と気合が入ったのでした。
もしかしたら、エアコンの設定温度が低すぎたのかもしれません。
それにしても、電話番号を教えてくれた先生と、夜遅くまで電話の相手してくださった先生、心の底から感謝感謝、天使です。
老インコにはビタミン剤必須?
翌日の診察では、同じ症状を再現することもなく、ひと通り診て特に悪い感じもなく、ビタミン剤だけ処方してもらって、また症状が出るようなら受診してください、ということで終わりました。
毒々しい色のビタミン剤を飲み水に垂らして飲ませましたが、その後症状は出ておらず、原因がわからないのは怖いけれどやはり受診してよかったと思います。
小鳥を診ている獣医さんによると「この年齢になったならビタミン剤を日常的に与えたほうがよい」ということでした。
普段から総合栄養食のペレットを与えているので、必要な栄養素は足りているものかと思いましたが、犬猫とはまた違った栄養管理をしてやる必要がありそうです。
ネクトンの与え方
動物病院で処方してもらった毒々しいビタミン剤は液体タイプで、飲み水に垂らして与えていましたが、それが終わると自分で用意しなくてはいけません。
一番ポピュラーなネクトンSという粉状のビタミン剤を飲み水に混ぜて与えることにしました。
ちなみに、このネクトンS、基本は黄色っぽい色なのですが、コショウのような黒い粉も混じっていて、これがカビではないかとよくいわれるようですが、販売しているショップがメーカーに問い合わせたところカビではないそうで品質に問題はないそうですよ。
フードにかけるという方法もあるようですが、インコは犬猫よりもエサをこねくり回すというか、よくクチバシでいじっているので、ネクトンの粉はエサ箱の底の方に落ちてしまいそうです。
飲み水に神経質じゃない子なら、飲み水に混ぜちゃった方が確実かと思いますが、今度は飲み水を全部飲むわけじゃない、という問題があります。
ただ、実際に飲み水に混ぜて与えていて、荒い呼吸の症状は再発していないので、効果はちゃんと出ているものと思います。
それに、うちのインコはラウディブッシュのメンテナンスミニを主食にしているのですが、これをお水につけて食べるのが大好き。
結局自分でフードにビタミン剤つけていくスタイルになっちゃってました。
そんなアライグマタイプのインコならまだしも、フードや水に神経質な子もいますよね。
そんな場合はスポイトに水溶液を入れてお口に入れてあげるといいかもしれませんね。
犬猫もそうですが、薬を与えるのはなかなか大変な仕事です。
このところの夏の暑さは深刻で、ついエアコンの設定温度を下げがちだけれど、我が家は老鳥のことを考えて少し高めにして人は扇風機でなんとかしようと思います。
夏の間外しているアクリルカバーの天井を外さずにおこうかな、とも思うのですが、留守中(エアコン稼働中)に地震とか雷とかで停電しちゃったらと思うとちょっと怖いです。
布のカバー等も上手に活用して夏を乗り切りたいと思っています。