ゴリラが逃げた!モンキーセンター避難訓練 | 優しく猫好きで手話ができる?

ゴリラが逃走!避難訓練

愛知県のモンキーセンターで、ゴリラが逃げ出したことを
想定した訓練が行われました。

こちらのセンターでは17年前にゴリラが逃げ出し、
お客にケガを負わせた事故が発生したそうです。

モンキーセンターでは17年前の事故を教訓に、
さすまたや網、模擬麻酔銃を用いて
ゴリラ逃走を想定した訓練を行いました。
当時を知らない飼育員が増えて来たそうです。

モンキーセンターゴリラ逃走事件

2000年8月、モンキーセンターでローランドゴリラの雄が飼育舎から
逃げ出し、見学していた女性に10日間のケガを負わせるという事故がありました。

飼育員は棒でゴリラを女性から引き離し、麻酔銃も発射しました。
1時間後にゴリラは自分で飼育舎に戻ったそうです。

何故ゴリラは逃走したのでしょうか?

飼育係が飼育舎の扉を閉め忘れたからです。
完全な人災です。

ゴリラは決して攻撃的な動物ではありませんが、
身体が大きいので遊んでいるつもりでも人間はケガしてしまうことも。

どんなに慣れた、毎日繰り返す作業であっても、慎重に、
緊張感を持って管理してほしいですね。

モンキーセンターでは事故以来、毎年訓練を行っています。
再発防止に努めているんですね。

シンシナティ動物園ゴリラ問題

2016年に起きた痛ましい事故。
3歳の男児がゴリラの柵内に侵入し、
ゴリラが射殺されました。

男児の人命を最優先にした結果で、
誰も悪くないはずなのですが、どうにもやりきれません。

即効性の麻酔銃さえあれば、とか、
男児の親の監督責任とか、
物議を醸しだしましたが、正解はわかりません。

同様の事故で、1986年にはジャージー島では
飼育舎内に転落した5歳の男児を1頭のゴリラが
他のゴリラから守り、助けに来た人間に引き渡しています。
落下時、意識を失っていた子供の背中をずっとさすっていたそうです。

シンシナティのゴリラが同じことをしようとしていたのかどうかは
わかりませんし、人間の子供を用いて実験のようなことも
するわけにはいきません。

ただ、ゴリラにはそういう能力があるということです。

猫好きゴリラ ココは本当に手話をマスターしているのか

アメリカのローランドゴリラ、ココ(雌)は
手話ができることで有名なゴリラです。

研究者と手話を使って、色々な会話をしています。

ココは猫が好きで、飼っていた猫が亡くなったとき、
手話で悲しみを表現したと言われています。

また、死の概念を理解していて、死は眠ること、
「苦労のない 穴へ さようなら」と表現したそうです。
詩的ですね。

さて、こちらも「本当か?」という議論にはなりました。

研究者の「超訳」ではないか、と。
この超訳、我々も日常でやっていると思います。
私の知人にはプレコ(ナマズの一種)と話す者もいます。
私も猫やインコとは話が通じていると思うこともしばしばです。

日常においては当然かもしれない超訳を、学術的研究に
持ち込むのはどうか、という話です。

しかし、研究の過程で、ゴリラがあれこれ思考していること、
他の動物を愛すること、そして感情があること、等々は
表現方法がどうであれ事実なんだと思います。

ココが猫を扱う手はすごく優しい。
それだけでも知れてよかったと思います。

ゴリラが逃げた!避難訓練

「愛は霧のかなたに」という映画もありました。
「キングコング」のイメージは独り歩きしているような気もしますが、
キングコングを考察した人はゴリラ大好きだったそうです。

本当はどうなんだ?どうだったんだ?と考えても
正解が出ないこともたくさんありますが、
正解が出ないことについてあれこれ考えられるのは
人間だけの特権なのかもしれませんね。

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