兵庫県伊丹市で小学生の男の子がヤマカガシに咬まれ、一時意識不明になるという事故がありました。
幸い意識が回復したそうです。
お友達とお寺でヘビを見つけ、捕まえようとしたときに1度咬まれ、捕まえてバッグに入れて持ち帰り、
お友達の家でバッグから取り出そうとしたときにもう1度咬まれたそうです。
ヤマカガシはとても臆病なヘビなので、きっとつかまれたりバッグの中でいじられたりして驚いて咬んだのでしょう。
それにしても最近の子供でもこんなにワイルド?な子もいるんですね。
おばさんちょっと嬉しくなりました。
咬まれたことがじゃなくて、彼の好奇心や行動力がですよ。
回復して本当によかった。
ヤマカガシはカエル好き
ヤマカガシはカエルが大好きです。
わたしもカエルは好きですが、ヤマカガシはカエルを餌にしているのでカエルのいる場所にヤマカガシあり、です。
田んぼや小川など。
我が家の裏には井戸があり、大きなカエルが住んでいるのでもしかしたらヤマカガシもいるかもしれません。
ヤマカガシは色んな柄がある
ヤマカガシは地方によってルックスがまちまちだそうです。
有名な赤と黒のサーキット柄っぽいのから緑っぽいの、黒っぽいの。
どう見分けたらいいのかわかりません。
シマヘビやアオダイショウ、マムシなど他のヘビの柄を暗記して消去法しかない?
マムシよりは大きく、ウロコの質感がザラザラしているそうです。
地域による柄の違いがあれど、黒の斑紋はあることが多いみたい。
今回の男の子は捕獲したヘビを持っていたのは不幸中の幸いでしたね。
もしヘビに咬まれたら、相手が誰なのかはっきりさせるために写真を撮っておくことをお勧めします。
ヤマカガシの警告
ヤマカガシは人間の気配を察知すると逃げていく臆病なヘビです。
とにかくその場から逃げ出したいのに、むんずと掴まれたり踏みつけられたりしたら最終手段として咬みつきます。
ヤマカガシの威嚇行動は変わっていて、コブラのように鎌首をもたげるのですが、その向きが反対向き。
こちらに背中を見せて威嚇します。
それだけ「逃げたい」気持ちが強いのでしょうか。
逃がしてあげて~。
ヤマカガシに咬まれたら
警告を無視したり、気づかずに最終的に咬まれてしまった!となったら。
ヤマカガシの毒は奥歯にあるので、浅く咬まれただけではやられません。
だからずっと毒のないヘビだと考えられてきたくらいです。
まずは落ち着いて病院へ連絡します。
血清を置いている病院と置いていない病院がありますので、病院の指示に従いましょう。
すごい僻地にいてすぐ移動できないなんて場合は、家族や知り合いに連絡して病院へ連絡しておいてもらい、
後は病院へ向かうだけ、という状態で下界に戻ってから救急車で搬送されて軽症で済んだこともあります。
これはマムシでしたが。
ヤマカガシは首にも毒がある
ヤマカガシは首の部分からも毒を出します。
目をめがけて飛ばすこともできるそうです。
この毒が目に入ると、最悪失明します。
この毒、エサになるヒキガエルの毒から作られているとか。
自然ってすごいですね。
感心しちゃうけど、ヒキガエルも素手で触らない方がいいみたい。
あんまり触りたいとも思わないけど。
人間は大人なら分別もつくし、そもそも恐怖心がありますが、子供やペットはそうもいきません。
特に犬や猫はヘビなんか見つけるのは人間よりも得意だし、見つけたら大興奮でちょっかいかけまくりです。
しかしじゃれつかれるヘビもかわいそうだし、さっさと引き離してあげたいものです。
でももし咬まれてしまったら人間同様すぐ動物病院へ行きましょう。
そもそもヤマカガシは「フッヒッヒ殺してやろう」なんて思ってもおらず、ただカエルが食べたいだけの臆病なヘビです。
見かけてもそっとしておいてあげましょう。