ヤゴとメダカは睡蓮鉢で共存できる?駆除せず共存共栄を目指す!

戸建て2Fベランダに設置した睡蓮鉢でシロメダカ飼育中。シオカラトンボを見かけたら、案の定ヤゴが発生!ヤゴのママン、トンボは大好きな虫。メダカの天敵といわれるけど共存することにしてみました。

小さなヤゴは何トンボ?

ヤゴ メダカ共存

我が家は横浜市南部の住宅街で、ヤンマ系のトンボは見かけませんが、ヤンマ系のヤゴはメダカとの共存は難しいでしょう。話題のオニヤンマくんのモデル、オニヤンマ(そのまんま)。成虫の迫力は見事です。

何せボディサイズが違います。その子供であるヤゴも大喰らいで、メダカどころか金魚までやられたという話も聞いたことがあります。

ヤゴが極小のうちはメダカにどつかれ、メダカ優勢です。成長していくと立場が逆転し、メダカは餌になってしまいます。食欲旺盛なヤゴはメダカだと1日3匹とか食べちゃうみたいなので、ヤンマ系との共存は数百匹単位で飼育しているとかでなければ不可能でしょう。

小さなヤゴはシオカラトンボ

我が家の睡蓮鉢に発生したヤゴはシオカラトンボでした。黄色と黒のちょっとコワモテなカラーリングの小ぶりのトンボが産卵しているのを発見、調べてみるとシオカラトンボの雌だそうで。

我が家にはアシナガバチがよく水を飲みに来ます。同じような黄色と黒のカラーリングのトンボが音もなく近づいてきたときはびっくり!ハチと同じカラーリング、黄色と黒のトンボといえば学のない私にいわせればオニヤンマにしか見えなかったので。

でも本物のオニヤンマとは様子が違います。何せ小さいのです。あのエメラルドグリーンの美しい目でもありません。ちなみに私はかなりオニヤンマが好きです。あのサイズで音もなくハイスピードで飛び回るのかっこよすぎ。しかも蜂や虻よりつおいなんて。

シオカラトンボのヤゴは小さくてかわいらしいので、居住許可することにします。

シオカラトンボのヤゴの成長

ヤゴ メダカ共存

シオカラトンボのヤゴの大きさは、1センチくらいです。上の写真は歯ブラシとの比較です。写真には1匹しか写っていませんが、メダカ鉢に2匹います。

メダカ鉢の現状は、成魚と、隔離ネットに稚魚がいます。稚魚は1センチ前後になると成魚に混ぜていますので、稚魚ネット内には6月頃に産まれた稚魚が9匹ほど。

もう1センチあるかないか?くらいの大きさで、そろそろ成魚と混ぜても大丈夫そうなサイズですが、餌を喰いっぱぐれないようにまだネットに入れています。

毎日メダカ数をカウントしていますが、減っていません。私の激ヨワな動体視力でも、3匹ずつ×3で9匹くらいなら認識できるのです。

ヤゴは何を食べて生きる?

パッと見た感じメダカの成魚も稚魚も減っていないけれど2匹のヤゴがいるメダカ鉢。ではヤゴたちは何を食べて生きているのでしょう?四六時中監視するわけにもいかないので疑問です。

ひとつ、お隣さんのメダカのいないメダカ鉢がヒントになりました。お隣さんの話によると、水草だけでメダカも何も入れていなくても、ヤゴが成長しているとか。

メダカのいないメダカ鉢はもはやボウフラ発生マシーンとなりましょうが、ヤゴがボウフラを食べているのでしょう。

学校のプールなんかでも、使用していない間にさまざまなヤゴが育っているといいます。大きなヤゴが小さなヤゴを、あるいはその他の虫などを捕食しながら生きているのでしょう。そして、頼んでもいないのに湧いてくる貝の類もヤゴの餌になっているのかも。

ヤゴの羽化は見られず

以前、アゲハチョウを孵したときは感動的でした。食欲旺盛な幼虫たちを養うのは、大切な植物を食い尽くされた後はスーパーをハシゴしたりしてそりゃもう大変でしたけど。

で、ヤゴもできれば無事成虫になってほしい。成虫になるための舞台、流木はあるのでつかまるところはOKです。

以前、水草のみの鉢でヤモリが溺死していたときはショックでしたので、それ以来浮草や流木など、何かしら水面からレスキューできるものがあるようにしています。

水槽やカゴで飼育しているわけではないので、アゲハもそうでしたが、きっといつの間に大きくなって成虫になってしまうのか。アゲハはサナギになる必要があったので、サナギを見つけるのが大変でしたが、ヤゴは大丈夫でしょうか。

流木や水生植物で環境を整えたうえで、あとは通常通りのメダカの餌やりや水足し、水替えを行っていましたが、あるときを境にヤゴが消えてしまいました。トンボになった形跡もなく、経緯は不明ですが残念です。

金魚(玉サバ)とヤゴの共存は無理

ちなみにですが、金魚とヤゴの共存は無理そうです。トンボは睡蓮鉢のお隣の金魚のプラ舟でも産卵している様子でしたが、ヤゴの影も形もありません。餌探しに余念のない忙しい玉サバ3匹の血となり骨となり肉となったとしか考えられません。

毎日水を飲みに来るアシナガバチは、メダカ鉢よりも広いプラ舟の方が気に入っているようで、金魚がすぐそばでパクパクしているにも関わらず、睡蓮の葉の上で羽を休めています。玉サバの元気はハンパないので、貝の類や水面に落ちた虫はひとたまりもありません。

洗濯物を干しに出た私の脚に水をかけるほどです。テッポウウオか。いつの段階で捕食されたのかは不明ですが、シオカラトンボのプラ舟への産卵は無駄になってしまいました。

お家の睡蓮鉢やビオトープにトンボが産卵しにきたら、まずはトンボをよく観察して、何トンボか調べてみてはいかがでしょうか?住宅街やマンション群など、水場の少ないエリアも多い中、彼女が見つけたオアシスでメダカと上手に共存できないでしょうか?すぐそばにある自然を観察するいいチャンスですよ。夏休みの宿題にも!
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