メダカ稚魚の越冬準備!1~2cm以下は屋外睡蓮鉢から屋内水槽へ

我が家ではベランダに設置した30リットルのプラ舟と睡蓮鉢で、それぞれ金魚(玉サバ)3匹シロメダカを飼育しています。
シロメダカは何匹いるのか数えたことはありませんが、夏の間に採卵して稚魚を育てるのを楽しみにしています。

玉サバは寒さに強い品種なのでそのまま屋外で越冬しますが、シロメダカの稚魚は心配です。屋内に入れなきゃなぁ、と思っていたところ突然冬が始まってしまいました!

メダカは屋外で越冬できる?

野生のメダカは屋外で冬を越すしかありませんが、冬の間は冬眠状態になって冬を越すようです。

野生のメダカの生息する池などは、落ち葉が水中に堆積していたり、日当たりのいい場所とそうでもない場所があったり、と同じ池の中でもメダカがある程度好む環境を選べるのではないでしょうか。

しかし、我が家の睡蓮鉢は違います。

小さな鉢で、落ち葉も入っていませんし、日当りも、1日の中での変化こそありましょうが、鉢内ではほぼ一定でしょう。

神奈川県の海に近い場所ですので、それほど寒さが厳しいわけではないですが、1月2月には睡蓮鉢の表面に氷が張ったこともあります。

でも大人のメダカはこれまでも屋外で冬を越し、夏には卵を産んでいます。

睡蓮鉢の中の水が全て凍結するようなことになったら無理でしょうが、ある程度の水量を確保できるなら、大人のメダカは外で越冬できるでしょう。

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発砲スチロールの鉢なら、夏も冬も温度変化を受けにくいので、凍結もある程度防げそうですね。

軽いし、ベランダ飼育にはこれが一番便利かもしれません。

冬の間は活性が下がる(活発には動かなくなる)ので、餌を与える量に注意が必要です。

日中日が射して温かいときに少量与え、食べ残した餌が水質を悪化させないように気をつけます。

百均の調理コーナーなどブラブラしていると、食べ残しの餌やらゴミやらを回収するのによさそうな調理器具をみかけますので、用意しておくと便利です。

今年生まれた稚魚たちの越冬

メダカの稚魚の越冬

今年生まれた稚魚たちといっても、5月に生まれた稚魚と9月に生まれた稚魚ではサイズが全然違います。

5月に誕生した稚魚はすでに産卵できるサイズのものもいますし、大人メダカ達と混泳させても大丈夫なサイズ、2cm位まで大きくなったものはそのまま大人メダカと一緒に外の睡蓮鉢で越冬させます。

9月生まれの稚魚には、個体差が大きく、まるで昨日生まれたかのような小さなものもいますので、メダカ保育園から屋内の水槽へ移動させます。

採卵をやめるのも方法

春、メダカが産卵を始めると嬉しくてたくさん回収して針子を育てるのを楽しみにしている人が多いと思います。

メダカ飼育の一番の楽しみといってもいいかもしれません。

でも、メダカは春から秋まで断続的に産卵しますので、全部育ててしまうとたいへんな数になってしまいます。

もちろん、100%育つわけではないのですが。

水槽や睡蓮鉢など、容器のキャパを考えると、5月から6月くらいまでに産まれたメダカのみを育て、それ以降産卵したものは採卵をやめてみるというのも増やし過ぎないための一つの方法です。

そうすれば、その年に産まれた子メダカも、冬でも外で過ごせるくらいまで成長するんじゃないでしょうか。

メダカの稚魚が成魚になる確率

私はあんまり育て方がうまくないのか、例年4割くらいでしょうか。

タマゴの数、稚魚の数など数えたわけではないので体感ですが。

プロのブリーダーで8割から9割、メダカの種類、血統によって難易度はかなり違うようです。

まぁ、ブリーダーは育てるプロなので、餌を与える回数なんかも全然多くて、私が育てるメダカの数倍の速さで成長させていると思います。

針子や稚魚が落ちる理由

タマゴから大切に育てるメダカの子どもたち。

成魚率はそれほど高くないわけですが、なぜでしょう?

一般的に多いといわれるのが餓死です。

餌を与える回数は1日2~3回くらいという人が多いかもしれません。

そもそも餌の与える量が足りていないがために起こる餓死と、もうひとつありがちなのが食いっぱぐれる餓死です。

針子の成長スピードはまちまちで、タマゴから出て来た瞬間からなんかキャラが違うやつがいます。

針子のくせに、自分よりだいぶ大きいメダカを追いかけちゃったり。

そういうタイプのやつと、大人しい子が同じ容器にいるわけですから、餌はオラオラ系のやつばかり食べて、さっさと針子から稚魚へと成長していきます。

食べられない子は餓死の運命に・・・。

なので、メダカの稚魚は親と隔離といいますが、割とサイズ別に容器を別にした方がメダカの子どもの成魚率は上がると思います。

メダカの鉢ばかり増えてしまうという問題も生じますが。

メダカ稚魚、大人と混泳できる大きさは?

では、どれくらいのサイズまで育った稚魚が親と一緒に外で越冬できるのか?
これが悩ましい問題です。

一般的には親の口に入らないサイズ(1cmくらい?)になればOK、とはいうものの、これから冬を迎えるという時期に、食われはしないけれど、

  • 大人メダカに追い回される
  • 大人メダカに餌を奪われる

これだけでも子メダカにとっては脅威ではないでしょうか。

というわけで、我が家の場合は1.5cm~2cm程度まで育ったものは大人メダカと混泳させるか、子メダカだけのメダカ鉢に入れるか、という形で外で冬越しさせるようにしています。

我が家のメダカは骨董市で購入した火鉢と、ホームセンターで買った睡蓮鉢に住んでいます。

真夏などは水温はやはり上がりますが、基本温度変化には強いと思いますし、耐久性はばっちりです。

なんといっても見た目がいい!んですよね。

室内の冬越し用稚魚水槽の環境

屋内水槽は、寒くなってきた頃に立ち上げるメダカ稚魚専用の水槽です。

屋外に汲み置きしておいた水を水槽に張り、なるべく水温差をつけないようにして稚魚たちの引っ越しです。

稚魚は小さく、裸眼で1以上ある私の視力でも見つけるのが困難なので、取りこぼし防止のため、保育園鉢の水は少しずつ、何度かに分けて全て一度ヨーグルトの空き容器に移して、目視で確認してから捨てます。

ヨーグルトの空き容器は白いので、ごく小さな稚魚も目視しやすくて具合がいいのです。

稚魚水槽の掃除、水替えのときには重宝します。

屋内に設置する稚魚水槽は、フィルターもポンプも使用していません。

30センチ水槽に、酸素対策は水草(アナカリス)のみです。

底はベアタンク。

加温なし、室内はエアコン稼働、猫のためほぼ24時間。

週1くらいで糞をスポイトで掃除し、1/4~1/3程度水替えします。

スポイトで吸い出した糞を含んだ水はヨーグルトの空き容器に入れて外に捨てます。

ちなみに私は浄水器を通した浄水をドボドボ入れちゃいます。

アナカリスに貝がくっついてたりすると、貝の糞はメダカの糞よりもだいぶ大量で汚れるので、貝は室内水槽には持ち込まない方がいいと思います。

貝が入ってしまって底が糞だらけになってたとき、毎日スポイトで吸い出して浄水器の浄水を追加してましたが大丈夫でした。

この場合毎日コップ一杯程度の水替えをしていることになりますね。

水替えはそんな感じで割とラフにしても大丈夫ですが、水流を極弱めたフィルターを回してみたときは、やはり何匹も落ちたので、フィルターを回すのはやめました。

稚魚の数が多ければ多いほど水は汚れるのでフィルター回したかったのですが。

  • 貝は入れない
  • ベアタンク(底砂なし)
  • まめな水替え
  • ヨーグルトの空き容器便利

これを守れば、水質悪化によって稚魚が落ちることはある程度防げるのではないでしょうか。

でもあくまで成魚率はプロでも8割とかなので、きちんとケアしつつもそれほど深刻にならない方がいいと思います。

メダカの場合、あれやこれやと手をかけると余計状況が悪化することが多いです、私の場合。

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以前は熱帯魚も飼育していたので、部屋に水槽があるとやっぱりいいなぁ、と思います。

メダカの稚魚の越冬

メダカの稚魚たちの移動作業を行うにあたって、屋外の30リットルプラ舟と睡蓮鉢に手を突っ込んで作業していましたが、水の冷たさにびっくりしました。

この水温で越冬できるメダカはすごいですが、この水温でクレクレダンスしている玉サバには本当に驚かされます。

さすが、寒さに強いと謳っているだけのことはあります。

メダカの稚魚も、小さいのをそのまま越冬させると春に生き残ったものは非常に強靭な個体のみだそうです。

そうやって強い個体を手に入れるのもひとつの方法ですが、ぬくぬくぬるま湯(実際は水ですが)で育ってもらって、暖かくなったら大きくなったメダカ達を屋外の鉢に移動させるのもひとつの楽しみとなっています。

屋外水槽の大雨対策について

メダカを飼っていて一番楽しいお仕事

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