高級ブランド、グッチが来年から毛皮製品の取り扱いを中止することを発表しました。
今ある在庫の毛皮製品はチャリティオークションにかけ、売り上げを動物保護団体に寄付するそうです。
ゴージャスさの演出に欠かせなかった毛皮、古い映画の女優さんが纏う姿は確かにエレガントでしたが、今やファーフリーが企業の宣伝になる流れですね。
FUR FREEは世の中の流れに
私は毛皮愛好者ではないし無宗教ですが、仏教の「あるがままの姿がよい」という考え方が好きです。
毛皮は毛皮を纏って生まれてきたものが身に着けるのがいちばん美しいと思っています。
だけど革のバッグも靴も好きだし、お肉も食べます。
(企業の中には食肉用動物の毛皮のみ使用、というブランドもあるようです。)
毛皮だって、エスキモーみたいに寒い地方に生きる民族の方がそれなしには生きられない、という状況なら着るべきだと思います。
が、エレガントだから、とか、ゴージャスだから、とかファッション的な理由ならば、もうフェイクファーでいいじゃん!と思います。
世の中がそういう流れになってきたことが嬉しいですけど何もしてない。
ずっと活動を続けてきた人々の努力に頭が下がる思いです。
FUR FREEはどんなブランドがあるの?
ステラ・マッカートニーくらいしか知りませんでしたが、多くのブランドが毛皮不使用を宣言しています。
ステラ・マッカートニーのダウンベスト、奮発して買おうかと思ったのに私が着たら遠山の金さんでした。
袖が長すぎて桜吹雪も出せません・・・
日本でもお馴染みのブランドを調べてみました。
ハイブランド系
- GUCCIグッチ
- ARMANIアルマーニ
- カルバンクライン
- ステラマッカートニー
カジュアル系
- snidelスナイデル
- ZARAザラ
- GUESSゲス
- バナナリパブリック
- アメリカンアパレル
- ラルフローレン
- キャサリンハムネット
- トミーヒルフィガー
- ランズエンド
- トップショップ
- オールドネイビー
- カーハート
- ユニクロ
- GAPギャップ
- フォーエバー21
- H&M
- フェリッシモ
アウトドア系
- ノースフェイス
- パタゴニア
- コロンビア
- バートン
- ビラボン
- マウンテンハードウェア
- ドイター
- ホグロフス
- ティンバーランド
靴屋
- ソレル
- GEOXジェオックス
下着
- 福助
- グンゼ
- ビクトリア・シークレット
などなど。
FUR FREEをうたっていて私でも知っているブランドからピックアップしてみました。
※私でも知っているということは、超有名かアウトレットモールに出店しているか激安かどれかということです。
代理店やショッピングサイトなどでもファーフリー製品しか扱わない、というお店もありますので興味を持った方は調べてみてください。
そもそも毛皮を扱いそうにないブランドも含まれますが、大事なのは理念の部分です。
それにしても、こんなに多くのブランドがファーフリーとは!驚きでした。
最近のフェイクファーの出来がよすぎる
昨年N-3Bを購入しました。
それまで冬はダウンジャケットを愛用していましたが、だいぶくたびれてきたので温かいコートを新調したくて、でも何となくダウンじゃないのがいいなぁと世界の流れに流されてみました。
くたびれたダウンは破れて爆発するまで着るつもりです。
爆発したら改造して猫の布団にしようと思います。
N-3Bはフードの周りに毛が生えています。
あまりにリアルだったので、店員さんに「これ本物ですか?」と聞いてしまいました。
それほど最近のフェイクファーは出来がいいです。
手触りも、微妙な色のグラデーションも。
夏には洗濯機で丸洗いしてやりました。
フェイクファー万歳!
毛皮のエレガントさ、ゴージャスさ、全て人工的に再現できちゃう技術ってすごい。
毛皮を持たずに生まれた人間の知恵ですね。