もう大変じゃない!犬猫を自宅でふわふわにシャンプーするコツ

ワンちゃんネコちゃんのグルーミング代って結構高くないですか?
カット&シャンプーはサロンにお願いしているけど、カットはまだいい感じなのに、ちょっとにおうな、なんていうときは、自宅でシャンプーしちゃいましょう!

動物病院やペットショップ並みの設備が自宅にあれば作業も楽にできるのでしょうが、結構な大仕事です。
自宅で簡単にシャンプーできるコツをお伝えしたいと思います。

注意
ワンちゃん猫ちゃんの体調が悪そうだったらシャンプーはやめておきましょう。

元気がない、舌の色が悪い、食欲がない、便がゆるい・・・等々、いつもと違うときはシャンプーはやめておきましょう。体力を消耗します。

皮膚の症状が出ている子も、まずは病院で治療して獣医師の許可を得てからお願いします。

犬 セルフシャンプー コツ

自宅での犬猫シャンプーに必要なもの

・スリッカーブラシ(必須アイテム)

・コーム(毛がもつれていたら)

・ノミ取りコーム(目やにやお尻の周りが汚れている場合)

・ペット用シャンプー(人間用は脱脂力が強すぎます)

・バスタオル(使い古したよく水を吸うもの)

・ドライヤー(人間用でOK)

ふわふわのコツはブラッシング

まずは、もつれた毛をスリッカーブラシでとかします。

ブラッシングをしっかりしておくことが、セルフシャンプーを上手にするうえで一番重要なことかもしれません。

もつれた毛を濡らしてシャンプー剤を塗布しても、泡立たずきれいにできませんし、濡れた後で毛をとかすのは難しいです。

ブラッシングにはスリッカーブラシ(剣山みたいなやつ)がおすすめですが、特にからまった毛をとくのにはコームがやりやすいです。

コームはスリッカーに溜まった毛を取り除くのにも便利です。

ひとつのスリッカーブラシを使い込むのがおすすめです。

針金の先端が使い込むほど丸まってマイルドになります。

古くなっちゃった、なんて交換せずに、清潔に保ちつつ10年20年使い込んでください。

愛犬に優しいブラシになります。

スリッカーブラシはブラシを持たない方の手で犬の皮膚を軽く張りながら、優しくかけます。

関節部分などを強くガリガリやると擦過傷を起こしますので、ブラシの柄は親指人差し指中指の三本だけで軽く持ちます。

ファーミネーター、スリッカーの持ち方

お腹やお尻などもくまなく優しくブラッシングしていらない毛を取り去ります。

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このタイプが一番おすすめです。

トリマー御用達!うちのは20年モノで、毛先がだいぶマイルドです。

シャンプーを嫌がる犬猫対策

特にシャンプーを嫌がる犬猫の場合、お風呂場に連れてくだけでキャラ変みたいになっちゃうこともあるかと思いますので、お風呂場にいる時間をなるべく短くすませるためにも、まずはブラッシングできれいに洗うための準備をしておくことが肝心です。

ブラッシングで毛のもつれをしっかりとっておくと・・・

→お湯がアンダーコートまでしっかり届くので予洗いが短縮できる

→シャンプーが泡立ちやすいのでシャンプー時間を短縮できる

→シャンプー剤の使用量も少なくて済むので洗い流す時間も短縮できる

嫌なことは短時間で済ませることが動物を扱ううえでは大切になってきますが、せっかくシャンプーしたのにあんまりきれいにならないとか、すぐに臭くなってしまったりしたら残念ですよね!

湯シャンで予洗いして泡立ちよく

犬 シャンプー ふわふわ

いよいよお風呂場へ行きます。

まずはシャワーを使って全身をお湯で濡らします。

これを激しく嫌がる場合はシャワーの音にビビッていたりするので水量を絞り、シャワーヘッドを動物の身体に近づけ、お水が床に落ちるザーッという音を小さくします。

犬猫を濡らすときは、いきなり正面からシャワーをかけず、お尻の方からゆっくりしっかり流します。

あまり早くシャワーを動かさず、アンダーコートの中までじっくりとお湯を浸透させるイメージで。

顔が濡れるのを嫌がるコが多いので、頭の後ろから弱い水流でじわっと濡らすか、ヒトの手にお湯を取って優しくお湯をかけてやります。

十分予洗いできていないとシャンプー剤が泡立たず、必要以上にシャンプー剤を使用することになり、すすぎが大変になり、余計な時間がかかってしまいますし、流し残して皮膚炎の原因にもなります。

充分にお湯が浸透したら、背中の真ん中の線にペット用シャンプー剤をつーっと垂らし、もみこむように洗います。

洗面器にお湯を汲んでおいて、お湯をかけ足しながらやるといいです。

泡立ちが足りないと思ったらシャンプー剤を足すよりも洗面器のお湯をたらしてやると泡立ったりします。

脇の下や足先、お尻の辺りもよく洗います。

犬の場合、できる人はこのタイミングで肛門腺を絞ります。

顔も優しく洗います。

涙ヤケの部分など指で優しく、頑固な目やにはノミ取りコームで絡めとってあげましょう。

犬猫シャンプーのお湯の温度

犬猫のシャンプーの場合、お湯の温度は35~36℃くらいです。

人間のお風呂の温度は40℃くらいかと思いますが、犬猫には熱すぎます。

温度を確認するとき、人間の手は結構熱い温度でも対応できちゃうからある意味タフで鈍感です。

手よりも敏感なヒジの内側にお湯をかけて、少しぬるいな、という位がちょうど適温です。

すすぎ残しは皮膚炎の原因にも

全身洗ったら、シャワーで流します。

すすぎはとにかく十分に!すすぎが十分でないとシャンプー皮膚炎をおこします。

実際、シャンプーを泡立てて洗っている時間よりすすぐ時間の方が長くかかります。

見た目泡がなくなったな、と思っても毛を指でかるくしごくと泡立つことがあります。

とにかくシャンプー成分をすべて取り除く勢いですすいでください。

顔の周りは予洗い同様、そっと手でお湯をかけたり、シャワーの向きを変えたりしながらすすぎ残しのないように!

市販のシャンプー剤の種類

正直なところ、シャンプー剤は犬猫用なら何でもいいと思います。

昔は人間用をうすめて使用していたと聞いたことがありますが、ニンゲン用は脱脂力が強すぎるといいますので、市販のペット用シャンプーで、飼い主さんのお好みのものを購入すればいいのではないでしょうか。

ただ、人間のように毎日使うものではないので、ボトルに残ったものが古くなりがちです。

気になる人は200mlくらいのサイズのものを選んでみてはいかがでしょうか。

犬猫のシャンプーの頻度

犬種にもよりますが、犬のシャンプーは月に1回程度でいいのではないでしょうか。

人間の感覚で毎日シャンプーというのはちょっと現実的ではないですね。

体臭の強い犬や飼い主さんが臭いに敏感な場合、または犬アレルギーのある人がいる場合など、もう少し高頻度でシャンプーしたい、という場合は、とにかくすすぎを十分にしてあげてください。

目やにや涙焼けが気になってシャンプーをこまめにしたいという場合は、涙焼け部分だけを絞ったタオルで拭いたり、あとはフードを変えると改善することもあります。

猫の場合、短毛種はシャンプーなんてしなくてもいいって人もいます。

実際うちの猫のシャンプーはオリンピック並の頻度です。

長毛種でも、犬よりは少ない頻度でいいと思います。

猫は自分でグルーミングするので、とくに雌の場合、体臭もしないんじゃないでしょうか。

でもやはり猫アレルギーの人もいますから、シャンプーする場合、最高でも月に1回程度ですすぎは十分にですね。

乾かし方のコツは絞る、拭く

まだお風呂場を出ないでください。

まずは犬(猫)を絞ります。

身体に沿って毛を本人の身体に押し付けると水が滴り落ちます。

優しくぎゅっと水を切ります。

足先やしっぽは優し~く握って絞ります。

そして犬に自分でブルブルしてもらいます。

これはけっこう水が切れます。

ブルブルしない場合は耳の辺りに息をフッと吹きかけるとブルブルするコが多いです。

ブルブルしてもらったら吸水性の良いタオルで拭きます。

よ~く拭きます。

四肢や尾をタオル越しにもう一度優しく握って絞ります。

よくタオルで拭いておくとドライヤー時間を短縮できます。

ドライヤーは逆毛を立てながら

タオルで拭いて生乾き程度まで乾いたら、ドライヤーです。

片手にドライヤー、片手にスリッカーブラシ、犬は足で保定します。

他人、特によその犬の場合、飼い主さんには見せられません。

ドライヤースタンドがあれば片手で保定、片手でスリッカー、とスマートです。

風を当てながらスリッカーをかけます。

このときは逆毛を立てて乾かします。

ドライヤーも、本人が嫌がらない場所から、嫌がりだしたら場所を変えて、気分転換しながら。

一か所を集中的に乾かし続けると犬が飽きてくるのもありますが、ドライヤーの熱で熱くなることがあります。

スリッカーで逆毛で毛を割りながらドライヤーをかけると、タオルできちんと拭けていればすぐに乾きます。

特に乾きにくいのが足先やしっぽ、お腹の辺りです。

全身スリッカーをかけながらドライヤーを完了させたらピッカピカのつやつやです。

耳の中に水が入っていたりしたことを考えて最後に耳掃除してあげるとよいです。

ドライヤーしないとダメ?

犬 シャンプー ふわふわ

自然乾燥はあまりおすすめしません。

特に、ふわふわの仕上がりを求めるならドライヤー必須です。

自然乾燥だと毛が固まりのまま乾いてしまってフワフワにはなりません。

ドライヤーを嫌がる子は寒くない季節は足先濡れてても適当なところで切り上げて自然乾燥しちゃったりしますが。

特に長毛種の場合、ブラシしながらドライヤーで乾かすと仕上がりが違います。

人間の髪の毛もブローするとピカピカになりますね。

犬の場合、シャンプーを嫌がってもドライヤーが始まるとウトウトしだす子も結構いました。

猫の場合・・・やむを得ず自然乾燥になってしまうこともありますよね。

夏場の熱中症と、冬は冷えないようにだけ気を付けてあげてください。

とにかくブラッシングと湯シャン(予洗い)をしっかりしておくとシャンプーはすごく楽になります。
ワンちゃんの美容代は結構高いですし、お家でシャンプーするとワンちゃんの違う面が見られたりして楽しいですよ。

ファーミネーターの上手な使い方はこちら

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